オーガニック・マーケティングとは、潜在顧客の声を聞くことにほかなりません。それぞれの潜在顧客に寄り添い、彼らの問題解決の手助けをしたり、情報の取捨選択を助けたりすることそのものがマーケティング活動となっています。
サマリー
オーガニック・マーケティングとは、潜在顧客の声を聞くことにほかなりません。それぞれの潜在顧客に寄り添い、彼らの問題解決の手助けをしたり、情報の取捨選択を助けたりすることそのものがマーケティング活動となっています。「お取り寄せスイーツ」を例に考えます。
オーガニック・マーケティングとは?Webで潜在顧客をつかむ
インターネットはすでに日本でもテレビに次ぐメディアとして認知されてきていると思いますが、案外インターネットでのマーケティングについて、誤解されているケースが多いように感じます。Wikipediaの「マーケティングとは?」という項目を読むと、
| Wikipediaより引用:
| 商品またはサービスを購入するポテンシャルのある顧客候補に対して情報
| 提供(情報収集)などのコミュニケーションで相互学習状態を形成して購
| 買に至らしめ、さらなるコミュニケーションのステップアップにて固定顧
| 客化して顧客価値を高め、再購入や顧客連鎖を促進する、などの企業活動
| の拡大再生産(あるいは維持)を図るための一連の行為である
とあり、「ポテンシャルのある顧客候補(以下、潜在顧客と略します)」にコミュニケーションをするところが入口になっているようですね。テレビの世界では、NHKの紅白歌合戦の視聴率は約40%弱ですが、これは放送中にそれだけの人が画面を見ていたということ。反対にインターネットでは、最も日本でアクセスの多いと言われるヤフーで、月間視聴率すなわち一ヶ月に一度でもヤフーのトップページにアクセスしたことのある人の割合は、たった68.4%(出典: コムスコア、2008年3月)です。多いですか?日経ネットの月間視聴率はなんと5.8%です。
そもそもインターネットは放送ではありませんので、みんなが見ているものではないのです。テレビと違って特定の画面を強制的に見せたりすることもできません。
テレビがPUSH型のメディアなら、インターネットはPULL型のメディアということができると思います。潜在顧客は企業の発信する情報を見させられるのではなく、自らの意思で閲覧するのです。また自ら探し出した情報ですから、テレビのように常にある一定の品質の情報とは限りませんので、潜在顧客は自分で情報の取捨選択を行い、その過程で比較や口コミ、信頼できる人からの情報を参考にしていきます。このように、インターネットでは潜在顧客の自然な行動により、商品やサービスのコミュニケーションが形成されていくといっても言い過ぎではありません。
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