イラっとしたら、ゲシュタルトの祈りを。

2008.10.22

ライフ・ソーシャル

イラっとしたら、ゲシュタルトの祈りを。

伊藤 達夫
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

現在の状況を確認しますと、何も考えない周囲の人、しかもいい年をしている人に質問をされて、あなたが時間を取られる、もしくはイライラする。みんながもっと考えて行動すればもっといい仕事ができる筈なのに、といったところでしょうか?

 努力家の方はえてして自分と同じレベルの努力を周囲に求めるものです。

 ただ、世間一般で見れば、仕事にそれほどの努力を注入する人は少ない。

 それぞれ大事なものは別なんですね。

 私も周囲が努力しない、と嘆いたことがありました。なぜこの程度のことが考えられないのか?なぜ自らの矜持、独自の価値を仕事で表現しようとしないのか?カネを貰っている以上、プロフェッショナルではないのか?と。

 自らの仕事を完遂する仕事人の視点から行けばこういう考えに至ります。

 ただ、自らの目的は何か?を考えた際に、現在関わっている仕事が高いクオリティで完遂されること、そしてプロフィットに貢献すること、ひいては世の中のためになること・・・、ですよね。

 そのためにはどうすればいいのか?

 「自分が上司であれば・・・」というところが少し気になりました。そういうポジションにあれば指導する。逆に言えば、そういうポジションでなければ指導しない、と読めます。

 上から目線の指導は、確かにすべきではありません。

 ただ、その「質問してきた人」が気持ちよく、力を発揮できるようにするためにどんなコミュニケーションをとればいいのか?という問いに答えられれば、それを実行するだけです。

 あなたはそういった問いを発していますか?

 ちょっとずれますが、本来はポジションとは、人の行動についてきて、後から与えられるものです。

 別にリーダーでないから人の力を引き出して、成長につながる気付きを与えないという人は、リーダーにはなりません。

 リーダーでないうちから、人に気付きを与え、気持ちよく周囲の人が成長していくようなことができるから、リーダーになるんです。

 駄目なリーダーも世の中にいることは事実ですし、あなたがリーダーになることを望んでいる、いないはこの際別のお話しです。

 文章を読ませていただいたところ、高いクオリティでプロジェクトが完遂されることはお望みだと思います。

 そのために、自分が周囲の人に気付きを与え、成長を促す必要があれば、そうすればいいんです。それだけです。

 あなたのように高い意識レベルでお仕事をされているのであれば、次のレベルに行ってもいい時期なのだと思います。

 ただ、それにつけても、プロ意識が無い人にはイライラしますよね。わかります。

 そんな時、心に唱える祈りをお教えします。ゲシュタルトの祈りと言います。詳しい紹介は省きますが、これをつぶやくと、イライラが収まるのではないかと思います。

続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。

Ads by Google

この記事が気に入ったらいいね!しよう
INSIGHT NOW!の最新記事をお届けします

伊藤 達夫

THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。

フォロー フォローして伊藤 達夫の新着記事を受け取る

一歩先を行く最新ビジネス記事を受け取る

ログイン

この機能をご利用いただくにはログインが必要です。

ご登録いただいたメールアドレス、パスワードを入力してログインしてください。

パスワードをお忘れの方

フェイスブックのアカウントでもログインできます。

INSIGHT NOW!のご利用規約プライバシーポリシーーが適用されます。
INSIGHT NOW!が無断でタイムラインに投稿することはありません。