SEO&SEMのかなめである検索キーワード。2009年3月にはどのようなキーワードが人気となるでしょうか?それを予測します。受験卒業、お花見、ひな祭り、花粉症を初めとして人気急上昇ワードをお知らせします。
オーガニックマーケティングの記事では、インターネットでのマーケティングにおいてオーガニックな、強制的に配信するものではない、マーケティング手法が主流になってきているという話を書きました。その中でも最も重要な役割を果たしているのはSEM(Search Engine Marketing)です。SEMは検索エンジンという最大のネット視聴率を誇るサイトから、そこで検索しているユーザーのキーワードを利用して、検索結果画面から潜在顧客を誘導するというものです。
さてSEMにはキーワードがつきものですが、このキーワード、実は毎月毎月大きく変動しています。例えばあまり楽しい例ではありませんが、「倒産」というキーワードの月次トレンドを、2008年11月よりさかのぼって1年分見てみましょう。グラフの左端が2007年12月で右端が2008年11月、グラフの縦軸はおおよその、日本のインターネット全体での「倒産」というキーワードの検索数です。
# 数字はキーワードハンター
だんだんと倒産件数が増加するごとく、検索数も増加していっていますね。
それでは今までのトレンドはよいとして、この先どのようなものが盛り上がるのか、を知るためにはどうすればよいでしょうか?実は、過去の検索エンジンでの検索キーワードのトレンドを分析することにより、ある特定の月に検索数が急上昇する、すなわち潜在顧客を連れてくるキーワードは予測が可能です。おおよそ3ヶ月ごとなる2009年3月のキーワードの検索数を予測するため、キーワードハンターのデータを用いて、実際に2008年3月のデータを抽出してランキングを作成してみました。ランキングは、2007年11月から2008年10月までの1年間で2008年3月が最も検索数が多く、かつ前後の月より検索数が急上昇していて3月の特徴をよくあらわしているキーワードを選びました。人名は芸能人の名前が多く、主にスキャンダルなどのニュース性の高いものですので、2009年3月にまた上昇するとは限りませんので除外しました。
3月にピークを迎える「桜」「ホワイトデー」「おかあさんといっしょ」などは、検索数が70万から80万件ですが、これは「ソニー」や「読売新聞」などの有名企業と肩を並べる数字となります。また「ちらしずし」「イチゴ狩り」は、普段の検索の100倍の検索が3月に発生し、最近の「麻生太郎」よりも多くなっています。私個人的にイチゴ狩りはピンと来たのですが、ひな祭りにちらしずしを食べる人がこんなに多いとは知りませんでした。
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