スマイリーキクチさんへの名誉毀損で一斉摘発された、いわゆる「ブログ炎上事件」が、摘発からしばらくたった今日においても、ネット上でいろいろ記事になっています。
本投稿記事は、毎日更新中のZ会ブログ
http://www.zkaiblog.com/histaff/
の話題を元に、本サイトの読者層に合わせた形で修正しております。
ブログでの名誉毀損で国内初の一斉摘発 一歩間違えれば自分も加害者
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0902/08/news004.html
※ITmediaより
今総務省が盛んにネットリテラシーを伝えていこうとしていまして、安心ネットづくり促進協議会なんてのも民間主導(総務省協力)で設立予定(僕自身もこちらの普及・啓発委員会に参加させていただく予定)ですから、タイミングとしては「いい感じ」のときに話題になったと思っています。
※安心ネットづくり促進協議会
http://www.fmmc.or.jp/anshin-net/index.html
ただ、世間ではネットリテラシー不足云々といろいろ言われていますが、本質的には相手の立場に対する想像力の不足が原因なんですよね。
想像力の不足にも2通りあります。
「心」の欠陥(そもそも思いやる心がない)
「知」の欠陥(それをやるとどんなことが相手に起こるか思考できない)
「心」の欠陥は家庭やその人を取り巻く身近な社会に原因があることが多く、かつ、マスメディアで簡単に「もっともらしい原因」として語られるので、ここではとくに述べません。
今問題なのは、「知」の欠陥に拍車がかかっていると感じること、そして「知」の欠陥を問題視し大々的に取り上げることがないこと、ですね。
補足しておきますが、「知」の欠陥、といっても、一連の学力低下論争で取り上げられるような、学校教育で身につけることができる知識知見にとどまるようなものではなく、広い意味での「知」ですね。
心がキレイでも、知がなければ相手を傷つける行為を起こしちゃうんです。
ここでは書けませんが、僕も中学時代、大人から見ると「お前心ある人間じゃないよ」と思われて当然のことを知らず知らずのうちにやっていましたし。
だから、というわけではないですが、中学生くらいまでは「知らないでやってしまう」ことがなるべく少なくなるように、大人社会が配慮し、「仕組み」や「仕切り」をつくるべきだとは思います。
#かといってやってしまったことが問題ではない、ということではないですよ。
高校生になってしまえば、「こんなことになるなんて思わなかった」なんて問答無用。最後の反抗期をある程度終えた人間として、「知らぬは罪」の考え方を徹底的に身につけさせるべきだと思っています。
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