100年に1度の大不況、、、 いや、最近は誰と話をしていても、 「不景気ですねぇ」という暗い話題、、、 そんな話題が続くと、ちょっと辟易としてしまいますが、 そんな話題から入ってしまっている自分に気が付き、 ちょっと自己嫌悪。。。 どうせなら、そんな話題もマーケティング的に分析してしまおう、、、 ということで、「弁当男子」、、、
実は、これは弊社メンバーが書き綴っているマーケティングブログでも、
すでに話題として取り上げていたのですが、、、敢えてもう一度!
「弁当男子」とは文字通り昼食として自分で弁当を作り、
持参をする独身男性のこと、、、
その心理をひも解くと、昨今のエコブーム、健康ブームが背景にありそうです。
しかし、何と言っても、消費者は、不景気を肌で感じ取ってしまうと、
消費行動が地味になっていくんですね~。
弁当持参によって、少しでも経済的な負担を減らそうという心理。
弁当を自分で作るという行動は、
それがひとつの趣味とも捉える事ができますが、
「節約」というきっかけがあったことも否定できないでしょう。
「節約」という風潮が、大きく影響すると思われるのが「娯楽消費」。
まず、娯楽としては何と言っても「お酒」、、、
ん?「何と言っても」なんて言っているのは、私だけですかね?
そもそも若年の間では、お酒を飲まない人も増えているとか、、、
「遊び方」として、すぐにお酒を連想してしまうこと自体が
すでに時代遅れでしょうか?とほほ、、、
しかし、そんな若年層の「お酒の飲み方」として、
「宅飲み」という言葉もあるようです。
文字通り、自宅でお酒を飲むこと。
もちろんほとりで飲むことを指しているのではなく、
友人たちと飲むときに「自宅」をチョイスするそうで、、、
いつもそうだと、なんだか味気ないなぁ。。。
そんななかで、「ワンマイル族」という言葉を聞きました。
自宅から半径ワンマイルの範囲でしか活動しない人々。
ほとんどの生活や消費活動をそこで済ませてしまうそうです。
これは、特に若年層を中心に増えているようです。
まさに「宅飲み」はワンマイル消費の象徴ですね!
デートも自宅で、、、というのが増えているそうですね。
ま、2人だけの空間を確保する意味では、理想的かもしれませんが、、、
そうすると、自宅では何しているのでしょうか?
ゲーム?DVD?PC?
想像を絶しているので、もう少しヒアリングしてみます。
しかし、すべてを今回の大不況とつなげて考えるには無理がありそうです。
任天堂のWiiなどはすでに今回の大不況前からヒットとなっています。
そのヒットの背景には、不況とは関係なく、
すでにワンマイル消費の傾向があらわれていたのかもしれません。
ということで、そもそも育ってきた環境が異なることに
起因しているのでしょうね。
そこで、「コーホート分析」という考え方で分析してみると面白いと思うのです。
コーホートとは、時代、年代、世代という3つの軸で
顧客をセグメント化して考える分析視点です。
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