「エコノミー優先時代とエコロジー優先時代」

2009.05.03

経営・マネジメント

「エコノミー優先時代とエコロジー優先時代」

菊池 功

今は『エコノミー(経済性)優先時代』! 2015年以降が『エコロジー(環境性)優先時代』!

私は、常々、

「今は『エコノミー(経済性)優先時代』で、
2015年以降にならないと、
『エコロジー(環境性)優先時代』にならない!!!」

と言っている。

ここで言う『エコノミー(経済性)優先時代』とは、
いくら環境に良くても、価格が高くては売れない時代であり、
どんなに環境に良くても、
利益が出ないビジネスは普及しない時代のことである。

「大量生産⇒大量在庫⇒大量販売⇒大量消費⇒大量廃棄」が基本フローで、
「やれ作れ!やれ売れ!やれ買え!やれ捨てろ!・・・・・」
が連呼される時代である。

資本力がモノを言い、弱肉強食、弱い者は消えてなくなれ!
市場原理がすべてを決める!
そんな価値観が中心の時代でもある。

そして、他人への思いやりも著しく欠ける社会が出来上がってしまう。
(実際に、そういう社会が出来上がってしまっている)

かつ、エネルギーを大量に必要とする為、地球に相当な負荷が掛かり、
環境への配慮にも欠ける社会である。
まさに、現在の資本主義の仕組みを追及すると、このようになってしまう。

逆に、『エコロジー(環境性)優先時代』とは、
本当に環境に良い商品であれば、価格が高くても売れていく時代であり、
環境に悪いビジネスモデルでは立ち行かなくなり、
環境を良くするビジネスでしか、利益は出なくなる(永続性がなくなる)時代のことである。

「少量生産⇒少量在庫⇒少量販売⇒少量消費⇒少量廃棄」が基本フローで、
(⇒出来れば完全リユース&リサイクル)

本当に・・・・・、
必要な分だけ作り、必要な分だけ販売し、必要な分だけ消費する時代。

リユース&リサイクルを前提として、
それが出来ない商品は作らない!売らない!買わない!時代。
物を作る・運ぶという消費エネルギーを極小にするビジネスモデル・・・

言い方を変えると、

  地域密着型のビジネスモデル・・・
  地産地消のビジネスモデル・・・
  自給自足のビジネスモデル・・・
  LOHAS型のビジネスモデル・・・
  その地域に合った形で・・・
  その地域に還元されて・・・
  その地域に住む人たちにも歓迎されて・・・

そして、

  違う地域は違う地域のやり方を認めて・・・
  違う地域を無理やり侵食しようとは思わない・・・
  自らの個性を発揮して・・・
  かつ、お互いがお互いを尊重して・・・
  相手を無理に征服しようと思わないので、
  相手を認められる・・・
  優しくなれる・・・
  助けてあげられる・・・
  穏やかになれる・・・
  温かくなれる・・・
  明るくなれる・・・

そんな世の中が来れば良いのに・・・

実は、私の言う『エコロジー(環境性)優先時代』とは、
そういう時代のことである。

本当にそんな時代が来るのか???

という指摘をされそうだが、

「目指したい!」

この思いが、私が環境ビジネスコンサルティングをする上での推進力である。

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