「3・3・4理論」ではなく、「3・3・4の法則」なら聞いたことがあります。 10人の人がいた場合、多くは内3人が味方、3人が敵、残り4人が中立となる。ゆえに「勝利」するには中間層の4人の攻略がキーとなる戦略です。
マジョリティを獲得することでヘゲモニーを握る戦略論として、当たり前っちゃ当り前のことを意味しています。
戦略研究の立場から申しますと、今や、昔の自民党最強幹事長時代を知らない方々から「日和見」とタタかれている小沢一郎氏は、故・田中角栄の最後の直弟子と呼ばれています。また孫のように田中角栄からかわいがられた小沢一郎は、その政治手法や政治資金管理も、政界一詳しいと言われています。
(詳しいがゆえに、検察の国策捜査という、恣意の付け入るスキを与えたという皮肉な結果になったとも言われます)
田中角栄が「闇将軍」として当時の政界ヘゲモニーを握った戦略が、まず自民党の最大派閥を作る。しかし単独過半数は無理。そこで合従連衡策を取り、中曽根派等中小派閥を含め、結果自民党の過半数を握る。それはすなわち衆院の過半数を握ったことを意味し、衆院を握れば自動的に参院も押さえることになる。
ここで政界のリーダーシップを握ることが出来る、と子供のころ聞いて、ナルホド!と思いました。
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も一つ別の考え方で、10人のグループがあると、
3人が懸命に働く、4人がテキトーに働く、残り3人はおんぶダッコでグループに寄生する、という説も聞いたことあります。
そのお話の出典や状況でご判断下さい。
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2009.10.27
2008.09.26
株式会社RMロンドンパートナーズ 東北大学特任教授/人事コンサルタント
芸能人から政治家まで、話題の謝罪会見のたびにテレビや新聞で、謝罪の専門家と呼ばれコメントしていますが、実はコミュニケーション専門家であり、人と組織の課題に取組むコンサルタントで大学教授です。 謝罪に限らず、企業や団体組織のあらゆる危機管理や危機対応コミュニケーションについて語っていきます。特に最近はハラスメント研修や講演で、民間企業だけでなく巨大官公庁などまで、幅広く呼ばれています。 大学や企業でコミュニケーション、キャリアに関する講演や個人カウンセリングも行っています。