「エコノミー優先時代」とは経済性優先の時代であり、「エコロジー優先時代」とは環境性優先時代のことである。今回は、シリーズ2回目。
『エコノミー(経済性)優先時代』と『エコロジー(環境性)優先時代』を伝える2回目である。
『エコノミー(経済性)優先時代』で中心となる産業は工業。
そして、金融業。
現代の工業の中心は、実は、中東。
つまりは、石油産業。
(技術なら、日本と言いたいところだが・・・)
改めて、身の回りを見てみると、
何と石油由来の製品が多いことか・・・。
例えば、今住んでいる住宅の多くは、石油由来だらけ。
木材には、石油を原料とした接着剤や塗装剤が使われている。
壁紙にも、カーテン・カーペットにも・・・、
布ソファやベッドや布団・・・、
何と、今では、畳などもプラスチック素材(石油由来)が多い。
お風呂に使われている素材はFRP、これも石油から出来ている。
テレビ・オーディオ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン、そして、パソコン、
家電製品の外枠の多くはプラスチック製なので、みんな石油由来製品。
肌着、シャツ、スーツ、スカート、コート、
ほとんどがポリエステル・・・・の表示、
つまりは、着ている衣料などは、もうプラスチック製品のオンパレードだ。
外に出れば、アスファルトも石油由来。
と言う感じで・・・、
私たちは、いつも石油の上で生活し、石油の中で寝泊りしている、
と言っても過言ではない。
石油産業は素材産業・燃料産業だが、この素材産業・燃料産業の拡大をもたらしているのが、
日本を中心とした様々な加工業。
つまりは、機械工業や造船業や電機産業・・・。
さてさて、このような工業は、
まさに、大量生産・大量販売・大量消費・大量廃棄のサイクルにより、
発達してきた産業である。
そして、このような工業を作り上げた人間は、金融業を発展させて、
更に、おカネをドンドン増殖させる仕組みを作り上げた。
おカネが欲しい為に、おカネを蓄え、おカネを増やし・・・、
挙句の果ては、その為に戦争を起こしたり・・・。
そして、『エコノミー(経済性)優先時代』の究極産業が軍需産業だ。
軍需産業の発展の為に、人間は戦争を起こすこともしてきた・・・。
(そして、今でも、戦争を起こそうとしているようだ)
悲しいかな、今はまだ、『エコノミー(経済性)優先時代』。
早く、『エコロジー(環境性)優先時代』にならなければいかない!
『エコロジー(環境性)優先時代』にしなければいけない!
ただし、本格的に『エコロジー(環境性)優先時代』なるのは、
2015年以降だろう。
『エコロジー(環境性)優先時代』で中心となるのは農業。
そして、観光業。
しかも、農薬・化学肥料頼りの現代型農業ではなく、
自然共生型の農業を中心としたもの。
~~~次回号へ続く~~~
関連記事
2009.02.10
2015.01.26