働きアリのうち、実際働いているのは2割に過ぎず、 残り8割は遊んでいるという説がありますよね。 これを人材マネジメントの世界では、 「2・8の法則(理論)」 と一般に言います。
そして、この考え方をさらに展開した考え方として、
2・6・2の法則(理論)
があります。
これは、一つの組織・会社の全社員のうち、
高い成果を上げているトップパフォーマーは2割、
成果をほとんど出していないボトムパフォーマーが2割、
残り6割はまあそこそこの成果を上げているといる平均的
な人たちという見方です。
3・3・4理論というのは私は初耳ですが、
個人業績上位3割をトップパフォーマー、
下位3割をボトム、残り4割がその中間の人たち
という見方なのかもしれません。
あらゆる組織が常に2・6・2に分かれるわけでは
ないでしょうし。3・3・4に分かれるという説もありでしょう。
ついでながら、2・6・2の法則(理論)では、
人材マネジメントの基本方向として、
上位2割のトップパフォーマー:リテンション(つなぎとめ)
下位2割のボトムパフォーマー:リリース(辞めていただく)
中間6割のアベレージパフォーマー:能力開発・モチベーションアップ
ということが言われますね。
これまでのコンピテンシー理論では、
いかに多くのアベレージパフォーマーを
トップパフォーマーに育てるかという視点が
強かったのですが、
これは現実にはなかなか厳しいことです。
そこで、アベレージパフォーマーの場合、
個人ではなく、チーム力(個々人の強みを組み合わせる)を
高めるための人材マネジメントが重要だといわれていますね。
関連記事
2010.03.20
2015.12.13
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。