個々人の学習の延長にある、"学習する組織"について説明させていただきます
先日"学習"について定義させていただきましたが、なぜ学習することが大切なのでしょうか?
理由はいくつかありますが、当然その一つとして会社の成長と成功があげられます。
今回は、個々人の学習の延長にある、"学習する組織"について私なりに説明させていただきます。
"学習する組織"(Learning Organization)は、1990年にマサチューセッツ工科大学のピーター・M・センゲ(Peter M.Senge)教授によって提唱されたものですが、私は"学習する組織"を自分なりに以下のように定義しています。
【学習する組織】
社員各人が自分のためそして組織のために自発的に成長し、お互いが刺激しあいながら、変化し成長し続けることができる組織
基本的には従来的な定義と同じことを言っていると思いますが、あえて強調させていただくとするならば、自発的な成長が、"自分のため"かつ"組織のため"であると言うことです。
成長を自分のためとしか考えていない人は、組織に対してさほど刺激を与えないでしょうし、成長を組織のためとしか考えていない人は、そのモチベーションが維持しづらいのではないかと思います。
つまり、どちらを優先しても良いのですが、必ずその延長線上・同じ直線上にその両者がいないと、学習する組織は実現しないのではないかと考えています。
そして"学習する組織"を構築するためには、その両者(とりわけ"自分のため")をサポートするような環境を構築し、推奨するような文化を形成することによる動機付けが欠かせないと思います。
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