記事の盗用…やりたきゃやれば?
◆本投稿記事は、毎日更新中のZ会ブログ
http://www.zkaiblog.com/histaff/
の話題を元に、本サイトの読者層に合わせた形で修正しております。
「記事の盗用」についての記事(何か言葉遊びみたいですね…)をよく見かけるようになりました。
22日にもこんなニュースが。
◆読売記者が中国新聞盗用 野球コラム酷似、謝罪(47NEWSより)
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009052201001190.html
このテの盗用記事を見て、僕は、行為だけ見て
「盗用するなんて、この人許せない!」
とスグには思いません。誤解を恐れずに言えば
「盗用したければすりゃいいじゃん」
と思います。
もちろん、それに代わるものとして、受けるべきリスク…バレる、とか、それだけではないリスク、を甘んじて当人が受けるべき、という意見も伴いますけどね。
もし、全く同じところから盗用を続けた場合、バレるリスクは格段に高まりますから、フツウ「盗用する人」は全く同じ媒体からずーっと盗用することはないですよね。
となれば、「盗用されることによって出典元の媒体価値が落ちる」と直ちにつながることはありません。つまり、出典元の直接的な被害は、広義では余りないと思えます(から、盗用元についての心配・考慮は余りする必要はないのでは、ということです)。
一般にあるちょこちょことした盗用。今回のケースですよね。
盗用に頼るような能力のない執筆者の場合、盗用するのは「毎日のように記事を仕事として書かなければいけない、けれど今日はなにも思いつかない、どうしよう…」というケースがほとんどかと思います。
こんなとき
盗用する
↓
「毎日記事を創作する」という業務を欠く
↓
業務能力が磨かれないばかりか、抜け道ができることによる能力の退化を生む
↓
能力の退化は同じシチュエーション(=記事が書けない)の増加を招く
↓
また盗用する
↓
…
ハッキリいいますけど、トーンや主張性が違う文章って、慣れるとわかりますよ。
だからたとえ「1回の盗用」であっても、「やってしまう」ことによって「どこかでバレるリスク」はものすごく高まっているんですよね。
麻薬と同じでしょうか、止められなくなってしまう、ということで。。。
加えて、能力の退化を生むわけですから、もし雇われている会社に万が一のことがあっても、同じ業種・職種で食べていけるような人間になれている可能性は限りなくゼロに近くなります。
これがとんでもないリスクだと、僕なんかは思ってしまうんですけどね。
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