作業員でいるうちは、どうやる?という部分が大事なことが多いですね。たぶん、お仕事をしている人の中で、作業員が一番多いので、ここができるようにならないと、なにを、なぜ、と上のレイヤを考える機会はないでしょう・・・。
作業員のうちは、どうやる?というところにフォーカスするほうが評価されることが多いですね。
なぜ?なんて問うな!と。はじめはスピードが大事で、とにかくやることが大事ですから。
なぜ?なにを?は上司が既に考えていることが多いですね。もしくは、そういったものがなく、やっていることもありますけど。
たいてい、アクションの数を増加させて、少しずつ改善していけば、それなりに成果は出ます。
たまに、なぜ?やなにを?を考えないと、どう?に行けない人もいます。
そういう人は、一生懸命、理由から考えて、アクションを考えようとするのですが、たいてい「遅い」という評価を受けてしまいますね。
なぜ、なにを?というのを充分にシェアする時間が上司に無い場合も多いのです。
アクションの量が多くできると、評価され、その中で、上司のなぜ、なにを?を察することができるようになるのが、一番早い評価の上げ方ですね。
とにかく命令どおりやれ!です。
私は、なぜ、なにを?を考え抜かないと、アクションに辿り着けない人でした。だいぶ損をしましたね。
でも、それは頭の使い方の好みの問題だと思います。
具体的にどうする?を考えるのが好きな人もいれば、抽象的に、なぜ、なにを?を考えるのが好きな人もいるのです。
その両者を活かしきってこそ、マネジャーだと思うのですね。
でもまあ、そんないいマネジャーには恵まれないことも多いので、なぜ、なにをがくっきりしないと動けない人はどうすればいいのか?
人の数倍のスピードでなぜ、なにを?から考えればいいのです。それだけです。うーんうーんとうなっている時間だけ評価が下がります。
そもそも、この仕事はなぜ発生しているのか?その理由から何をがでていきているのか?
上司からお話しを受ける時に、仕事の背景をしっかり確認する。嫌な顔をされても、しっかり確認する。その上で、どういうロジックでそれに結びついているのか?上司の頭を整理する意味で質問をする。
そうすると、おぼろげながら、理由と、何をするの結びつきが見えてくる。その輪郭をくっきりさせるところをしっかり紙に落として、上司に確認する作業をすぐやることです。
そうすれば、どうやる?というところに素早く向かうことができます。
別に、なぜ、なにを?というところに関心が薄くて、とにかくどうやるか?だけを考えていたい人は、それでいいのです。
行動量を増やし続けてください。そして、改善してください。
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2009.10.27
2008.09.26
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役
THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。