私はいつも仕事をするとき、なるべく「忘れる」ことを心がけています。 普段から「ガンガン忘れても大丈夫な仕事方法」を身に着けることを会社のメンバーに話します。 ただ、あんまり普通じゃない考え方みたいです。 会社でも「なるべく忘れることができるように仕事しなさい!」と言うのですが、メンバーは「???」ということが多々あります。読者の皆さんはどうですか?
仕事を忘れちゃマズいじゃんと思われるかもしれません。その通りです。
本当に忘れちゃったりしたらマズいですよね。
上司に怒られちゃいます。
実は私は、小さい頃から人一倍心配性でした。
だから、社会人になったばかりの頃は業務はなるべく細かいところまで把握して頭に叩き込まないと気がすまないというか....
心配性なので詳細まで把握していないと、とっても不安でした(笑)。
だけど、実は覚えることが苦手なんです。
そんな風に最初は仕事をこなしていたのですが、仕事って年次を重ねたり、会社で信頼を得ることができるようになると、当たり前ですが増えていきますよね。
私の場合、以前勤めていた会社では平行して7、8案件をプロジェクトマネージャやITコンサルタントという立場で参画するような時もありました。
こりゃ全てを覚えて把握することは無理だわと思いました。
正直「無茶する会社だったなぁ」と今でも思っています(笑)。
でも、何とか仕事はこなさないといけないので、
そんな追い込まれた中で生まれた結論が、「ガンガン忘れよう!」です。
つまり、沢山の仕事のそれぞれでハイパフォーマンスを発揮するためには、それぞれの仕事に集中する必要があるため、別の仕事の事まで、頭で覚えていたくないんです。
特定の仕事に全脳力(能力)を発揮するために、少しでも頭の記憶スペースを開放してあげたい!
私は、今もそうなんですが、次の仕事に集中するために、今取り組んでいるの仕事をキッパリ頭から消し去ることに注力します。
だけど、やっぱり本当に忘れちゃったら上司やお客さんに怒られちゃいますよね(笑)。
なので、「ガンガン忘れても大丈夫な仕事方法」を身に着けることをお勧めしています。
ある仕事から、ある仕事に移るとき、最初にしていた仕事に関する内容を「いかに要点を整理した情報として残しておき、関係メンバーに周知させるか」に集中しています。
具体的にはどういうことかと言うと、とっても簡単です。
仕事の切れ目で、「終わったこと」と、「次どこから始めるか」を記憶する
これを実践すればいいだけです。
例えば、次のような私の一日のスケジュールの場合です。
午前:あるお客様のITコンサルティング案件の資料づくり
終わったこと ⇒ 資料は完成。
次どこから始めるか ⇒ 社内レビューを実施する
午後:別のお客様先への営業
終わったこと ⇒ 初回訪問で自社のサービスの紹介が完了した
次どこから始めるか ⇒ 3日後に電話で状況確認する
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
関連記事
2009.10.27
2008.09.26
後久 和宏
株式会社エクスマート 代表取締役