三人よれば文殊の知恵

2009.05.31

仕事術

三人よれば文殊の知恵

竹林 篤実
コミュニケーション研究所 代表

一人より二人、二人より三人。あるいは自分一人しかアテにできないなら、多重人格になってみてはどうでしょうか。

一人で悶々と悩む。
これが、いちばんよくないアプローチじゃないかと思います。

社会人である、ということは何らかの組織に属している
ということですよね。
であるなら、まず組織の力を使うことをお考えになっては。

立場が違えば、問題意識が違えば、さらには経験が違えば、
同じ問題でも見え方は変わってくるはず。

一つの問題を、さまざまな視点から見ることで
真の問題が浮かび上がってくるのではないでしょうか。

じゃ、この多面的視点獲得は一人ではできないのか?

一人でも不可能ではないと思います。

やり方はすでに先人がいろいろ考えてくれています。
いわゆる思考法の類いがそうでしょうし
トヨタ式「なぜを5段階深めていく」やり方もある。

個人的には、やはりマインドマップがお薦めです。
現状見えている問題を、
強制的にさまざまな切り口から分解してみる。
そのことによって浮かび上がってくる数々の問題点の中に
おっしゃる『真の問題』が隠れていることがあります。

一種の拡散思考ツールとして
あるいは一人ブレストのためのツールとして
マインドマップを使う手があると思います。

なぜ、マインドマップが一人思考のときに役立つのか。
一人で考えていると、どうしても思考が内向きになりがちです。
これをシステムとして拡散思考に向かわせてくれるツールが
マインドマップだと思います。

他人の視点を借りるのも、まずは思考の幅を広げるため。
いったん広げてから、絞り込む。

遠回りのようでも、
結果的には、このやり方が「真の問題」にたどり着く早道
だと思います。

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