レビューを受ける人はレビューという場に対して何を期待しているのでしょうか?その種類について考えてみます。
私は、レビューイ(レビューを受ける側)が期待しているポイントとして、大きく以下の6タイプ(細かくは12タイプ)があげられるのではないかと考えています。
(研修におけるレビューだけに限ったことではないと思いますが)
【Type1.善し悪しが知りたい】
〔Type1-1.不安〕
(定義)そもそも自分がやっていることが正しいのかどうかを知りたい
(対応)相手に比較的余力があると感じられる場合は、明確には答えず(例:「とりあえず進めてみてはどうか」「一つの方法としては良いのではないか」)、余力がない場合は明確に答える
〔Type1-2.危惧〕
(定義)後に手戻りが発生しないように、現時点での善し悪しを確認しておきたい
(対応)善し悪しを明確に答える
【Type2.答えを教えてほしい】
〔Type2-1.焦り〕
(定義)課題の難易度が高すぎて、自分にはできないというお手上げ状態
(対応)ヒント(やり方・回答例など)を与えることで、やればできるという可能性を感じさせる
〔Type2-2.確認〕
(定義)自分なりに納得のいく答えを導き出せたので、答え合わせをしたい
(対応)答えを教える。間違っている場合は、その理由を一緒に考える。
【Type3.ヒントがほしい】
〔Type3-1.自律〕
(定義)自分の力でやり遂げるためのきっかけがほしい(自発的な学習における最も健全な状態)
(対応)ヒント(やり方・回答例など)を与える
〔Type3-2.甘え〕
(定義)特別に困ってはいないが、何か教えてもらえればラッキーだと考えている
(対応)基本的には何も教えない。気を引き締めさせる必要がある場合は、その旨を指摘する。
今回はよくある(私の経験の中で)3つのタイプについて説明させていただきました。
次回は、少し特殊な残り3つのタイプについて説明させていただきます。
関連記事
2009.06.28
2009.07.06