先行き不透明な世の中だからこそ「信条」の重要性は増してきています。 「信条」は分かりやすい「行動指針」であり、不変なものだからです。 「ドメイン(事業領域)」「戦略」「計画」などの方針は陳腐化しますし、経営環境によって変えるべきものであり、変わって当然なものとも言えますが「信条」は不変であるべきです。
以前メルマガでジョンソン&ジョンソン社や
トヨタ自動車のクレド(信条)について書かせていただいたことがありました。
昨今の先行き不透明な世の中だからでしょうか?
最近はこの「信条」の重要性についてよく耳にする機会があります。
私もアジルアソシエイツという購買・調達分野に特化したコンサルティング会社を立ち上げて7年になるのですが、
節々でこの「信条」の重要性を感じることが多々あります。
申し上げるまでもなく「信条」とは、わかりやすい「行動指針」です。
「行動指針」は年月を経ても変わりませんし、変えるものでもありません。
一方で企業としての
「ドメイン(事業領域)」「戦略」「計画」などの方針は陳腐化します。
経営環境によって変えるべきものであり、変わって当然なものとも言えます。
逆に企業として、個人として「変わらないもの」「変えてはいけないもの」を
より大切にしなけらばならない時代になっているのではないかと思っています。
今回は弊社の信条についてご紹介させていただければと思っています。
アジルアソシエイツの信条は以下の5つです。
1.やりたいことがやれる会社
-やりたいことがやれるとは即ち、やりたいことがあり、それをやること-
2.言いたいことが言える会社
-言いたいことが言えるとは即ち、言いたいことは必ず言うこと-
3.プロフェッショナルとしての独立性とプライドとチャレンジ
-独立性、中立性を持ち、プロとしてのプライドを持って、
常に新しいこと、難しいことにチャレンジする-
4.愚直に徹底的にやりぬく
-一度やると決めたこと、やると宣言したこと、
決まったことはどんな困難があっても愚直に必ずやりぬく-
5.個人の尊重と組織への貢献
-個々人を尊重する、ただし互助精神を持ち、
個人の力を組織の力につなげていく-
くどくどとご説明することは省略させていただきますが、
元々私が会社を立ち上げる時から思っていた
「理想の会社像」
-言いたいことが言えて、やりたいことがやれて、
そこそこ儲かっている会社-
という思いを発展させ5つの信条として昨年の秋にまとめたものです。
実はこの信条をまとめる際に社員各人と話をする機会を持ちました。
社員がそれぞれ会社に対して何を期待し、どのような会社にしていきたいのか、
また皆が働く上で大切だと考えている普遍的なものが何なのか、
このような会話の中からでてきた私自身の「気づき」は
「皆同じ思いを持っているんだな」ということでした。
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2009.02.10
2015.01.26
調達購買コンサルタント
調達購買改革コンサルタント。 自身も自動車会社、外資系金融機関の調達・購買を経験し、複数のコンサルティング会社を経由しており、購買実務経験のあるプロフェッショナルです。