今日は、Web担当者と制作会社が最低限しておかないと大変なことになる可能性があるセキュリティ対策の話です。
これをしておかないと、最悪、あなたのサイトにウイルスが仕込まれて困ったことになってしまいます。
2009年5月に、Web業界に猛烈に広がったウイルスがあります。通称「GENOウイルス」といわれるものです。収まったかと思っていたのですが、最近でもまだ残っているようですし、知り合いのWeb担当者さんのパソコンをチェックすると対策がされていなかったので、今更ですが改めて解説しておきます。
どんなウイルス? 何がまずいの?
感染したパソコンで自分のサイトにFTP接続すると、そのサイトのHTMLに、ウイルスを拡散するコードが仕込まれます。
そうなると、あなたのサイトに来た人がウイルスに感染してしまいますし、Google検索で「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」と表示されてしまいます。
つまり、あなたのサイトに来るお客さんに損害を与えてしまう可能性があるということです。これは、社内で感染が広がる云々よりも重要ですよね。
どうすれば防げるの?
ブラウザで動作するFlashプレイヤー(ブラウザが入っていればほぼ必ずインストールされているはず)と、Adobe Reader(インストールしている場合)を最新のバージョンにアップデートします。
ただし、FlashプレイヤーはIE用とFirefoxなどのIE以外用のプログラムが別々になっているので、それぞれアップデートする必要があります。
1. IEでFlashのバージョン確認
IEを使っていてもいなくても、この手順はやっておきます。IEを起動して、Flashプレイヤーのバージョン確認ページを表示します。
→ http://www.adobe.com/jp/support/flashplayer/ts/documents/tn_15507.htm
ページ上部に「Your Player Version」が表示されます。ページ下部に「現在の Flash Player バージョン」の表示があるので、そこに示されているバージョンより古いものだったら、アップデートが必要です。
最新バージョンになっていなければ、IEでFlashのダウンロードページに行き、最新バージョンをダウンロードしてインストールします。
→ http://get.adobe.com/jp/flashplayer/
2. IE以外のFlashのバージョン確認
IE以外のブラウザ(Firefox/Opera/Safari/Chrome)がインストールされている場合は、そのどれかで、IEのときと同様にFlashのバージョンを確認します。
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2008.09.26
2010.04.20
安田 英久
株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum編集長
企業のウェブサイト活用やウェブマーケティングに関するメディア「Web担当者Forum」(http://web-tan.forum.impressrd.jp/)を運営しています。