スポーツの秋です! 「今年こそはスポーツの秋に肖って運動不足を解消しよう!」と考えている人も多いのではないでしょうか!?
最近、サイクリングブーム、ランニングブーム、登山ブームの到来ということもあり、私の周りでも運動を始めた人、始めようとしている人が増えていますが、そんな方々から必ずといってよい程、「いつ、運動(トレーニング)するのが効果的なのか?」という質問を受けます。
ということで、今回は運動を行う(べき)時間帯に関するアドバイスでも。。。
運動の目的はそれぞれであり、また各々の生活環境(ライフスタイル)もそれぞれですので、一概に「この時間(帯)に運動をすればよい」ということはいえませんが、「一般的に」という側面から運動を行なうべき時間(帯)について解説させて頂ければと思います。
■運動は食後(約2時間後)に
一般的に安全に運動を行なうためには、食後(約2時間後)がよいといわれています。
空腹時には血液中の遊離脂肪酸が多くなるといわれていますが、血液中の遊離脂肪酸が多い状態で運動を行なうと、心臓に負担をかけ不整脈を誘発する可能性が高いといわれています。従って、空腹時にトレーニングを行なうことは避けた方がよいといわれているのです。
しかし、血液中の遊離脂肪酸は体内で蓄積されている脂肪(組織)が分解されることで増加しており、運動によってその遊離脂肪酸を消費すれば、効果的に体脂肪を減らすことが出来ます。
よって、体脂肪を減らすことを目的とした運動のベストタイムは空腹時ということになる訳ですが、「体脂肪を減らすこと=ダイエット」を目的に運動する場合でも、基本的に空腹時には運動を避けた方がよいといえるでしょう。
なぜなら、肥満は運動不足によって引き起こされる状態であるといっても過言ではないため、ダイエットを必要とする人の多くは運動不足から心臓の機能も低下している可能性が高く、心臓に負担をかけるとされる空腹時の運動は避けるべきであるといえるからです。
という訳で、食前、空腹時ではなく食後に運動をした方がよいということになる訳ですが、食事からそれ程時間が経過していない状態で運動を行なってしまうと、本来は消化のために使われるべき酸素が筋肉に運ばれてしまい充分な消化が出来ず、腹痛等の身体のトラブルを引き起こす可能性が高くなります。
これらのことから基本的には食後2時間が経過している時間帯が最も運動に適している時間帯だといわれているのです。
■自律神経活動も考慮して!
また、運動を行なう際には自律神経活動を考慮し起床直後は避けた方がよいといえるでしょう。
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