ソーシャルメディア自身が、「何を以ってソーシャルなメディア?」ってことを取り違えてるケースがあるような気がしてなりません。。
まだ米国版での話みたいだけど、マイスペースがTwitterと双方向同期
を始めたって話。
記事曰く、
流れに乗って泳ぐ方が、逆らうよりいいと気付いたのか
これ、たぶん、日本の方が、より流れに乗れる気がする。
日本国内でもWEB・モバイル共に、SNSを始めとするソーシャルメデ
ィアは大人気。ユーザ数が数百万人とか1000万人越えとか続出の状
態。さぞ、広告収益で儲かってるんだろうと蓋を開けると、確かに
瞬間的には広告出稿もあるが、それっていわゆる“様子見”でしか
なく、継続的な事業になってるかというとかなり厳しかったりする。
じゃ、価値が無いのかと言うと、それはとんでもなくて、間違いな
く、そこには毎日、大量のヒトが滞在してるわけで。目的は様々だ
けど、間違いなく自らの意思でアクセスし、滞在してる。ポイント
は、この「目的は様々」ってこと。
マイスペースには、SNSとしての機能はほぼ揃ってる。コンテンツも
ある。
キラーは音楽。エンタメ系全般に強いけど、ぶっちゃけ、音楽。日記
も書けるし、コミュニケーションも取れるし、ナンパもできるし、画
像も貼れるし、アプリもある。でも、やっぱり、音楽。これが強み。
弱み、というのがあってるかどうか、日本国内では「SNS=ミクシィ」
の存在感が既に出来上がってからの本格展開、ってことが大きい。Y!
でのキャリアを持つ社長だから分かってるに決まってるけど、Y!がこ
れまでそうだったように、日本では「◎◎はこれ!」ってブランディ
ングが、一旦成立すると、そこからが非常に強い。周りがそう言って
るから、の威力が絶大。これは強烈。特に意味がなくても、「絶対的
存在」ってのが成り立ったりする。
マイスペースは、音楽。だから、将来的に全国民を対象にすること
が、あり得なくは無いけど、圧倒的な先行優位がある以上は、音楽
ファン・音楽マニアを対象にせざるを得ないので、ユーザ数の規模
的にはそこそこで良いはず。そこで収支が成り立てば良いので。
音楽をとことん楽しみたいヒトがマイスペースに集まる。
ゲームを楽しみたいヒトがケータイGREEに集まる。
趣味仲間を探したいヒトが、、、
男女の出会いを楽しみたいヒトが、、、
様々な目的ごとにサービスが存在する。もう、いまや、一ヶ所で全て
を提供して囲い込む時代じゃないことは言うまでもなく。それぞれが
一部重なり合ってるから、連携することによるユーザ層の拡大が必ず
ある。
囲い込もうと思いさえしなければ。一点集中が良い。
続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。
- 会員登録 (無料)
- ログインはこちら
関連記事
2015.07.10
2015.07.24