ネットで人気を集めるには“当たり前”の小ネタが効く

2009.12.23

経営・マネジメント

ネットで人気を集めるには“当たり前”の小ネタが効く

安田 英久
株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum編集長

クイズです。ネットで話題を呼んで、たくさんの人が自分のブログやホームページを見にくるようにするには、どうすればいいでしょうか? お金をかけて宣伝しなくても大丈夫な、だれでもできる方法を考えてください。

クイズです。ネットで話題を呼んで、たくさんの人が自分のブログやホームページを見にくるようにするには、どうすればいいでしょうか? お金をかけて宣伝しなくても大丈夫な、だれでもできる方法を考えてください。

こんな答が出るのではないでしょうか。

「時流に乗った話題をいち早く取り上げる」
「他人が作れないすごいコンテンツを作る」
「ほかでは読めない自分独自の文章を書く」
「すごく便利な機能を提供する」

そんなこと、する必要はないのです。
そもそも、上に挙げたような方法は、「だれでもできる」わけではありませんよね。

答は、「当たり前のちょっとしたことを、わかりやすくまとめる」です。
たとえば、こんなことをブログなどで記事にするのです。

・ネクタイの結び方
・アイロンのかけ方
・Tシャツのたたみ方
・カレーの作り方
・おいしいコーヒーの淹れ方
・給与明細の項目の意味
・祝儀不祝儀のマナー

どれも難しい話ではなく、どちらかというと常識に近い話題ですよね。

でも、こういったことは、実はちゃんと知らないから知っておきたいという人が多いにもかかわらず、当たり前だからこそ改めて説明されることは少ないのです。

上に挙げた項目の中には、実際にソーシャルブックマークなどでたびたび人気になっているものがあります。

そう、ネットで人に来てもらうには、別に難しいことをする必要はないのです。人が知りたいこと、興味をもっていることを「ちゃんと」語ることが、非常に効果的な場合が多いのです。

ただし、いくつか注意点があります。

・タイトルを上記に挙げた「○○のしかた」のようなズバリそのものにする
・自分にとって当たり前のことまで丁寧に書く(小学生に教えるように)

タイトルで明確に中身がわかれば、リンクをクリックしてくれる人がそれだけ増えますし、子どもでもわかる説明になっていれば、どんな人でも「なるほど」と理解できるのです。

実際に、私の運営している情報サイト「Web担当者Forum」で人気になった記事にも、

・Webサイトを作ったらまずやるべきことチェックリスト
・“通る企画書”作りの基本
・社会人なら知らなきゃ恥ずかしい統計の基礎知識

といった、「当たり前の」「ちょっとしたこと」を「そのものズバリ」「わかりやすくまとめた」記事があります。

あなたがネットで衣料品を売っているのなら、洋服の手入れや洗濯の話題はどうでしょうか? 食料品の販売サイトをやっているのなら、その食材のちょっとした豆知識や、食べ物の名前の由来をまとめてみてはいかがでしょうか?

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企業のウェブサイト活用やウェブマーケティングに関するメディア「Web担当者Forum」(http://web-tan.forum.impressrd.jp/)を運営しています。

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