不安だ、不安だ…声高に言うばかりで行動しない人。 ふってくる外部環境に委ねる、あるいは、外部環境に不満で文句言うしかできない人。 社会にマイナスイオンを撒き散らします。 楽観的に行動しましょうよ。 その方が良い結果をもたらしますよ、きっと。
中日の山本昌投手が、7日(土)今シーズン初登板で初勝利、23年連続勝利というとんでもない記録を打ち立てたわけですが、本試合について、日経新聞朝刊(8月8日)に、下記のような記事が載っていました。
==(以下引用)==
一回、一番マートンのゴロを三塁・森野がはじいた上に一塁へ悪送球。しかし、それを好投の吉兆と捉えた。2006年9月16日に無安打無得点を達成した際、唯一の走者が出たきっかけが森野の失策。「森野がエラーするときには大体いいピッチングをするので」。
==(引用終了)==
山本昌選手の「楽観思考」~決して「お気楽」な思考ではない~を見習ってはいかが?と、多くの日本人に伝えたいです。
将来に対して不安と思っている人、先進諸国の中で日本がズバ抜けて高いと聞いています。
最近の調査でも、日本が「これから良くなる」と思っている人が、「これから悪くなる」と思っているより圧倒的に少ないデータが出ていました。
人それぞれの感じ方ですから、感じたことそのものについて良い悪いはありません。
ただ日本人、不安の根拠を自ら明らかにしようとせずに、世間で言われていることや肌感覚だけで「不安」と過剰に感じる傾向が、欧米人に比べてものすごくあるようなんです。
つまり…
欧米人で「将来のことが不安」と語っている人は、例えば「貿易赤字が膨らんでいる」「この赤字が膨らむと内需が育たない」「内需が育たないと今勢いのある○業界がダメになる…」云々、どんどん具体的な理由に落とし込み「だから不安」とはっきり根拠を持って語るらしいです。
日本人は「財政赤字が先進国の中でズ抜けて高い」、だから不安、と答える人は結構いると思いますが、「財政赤字が多いとなんで将来がダメになるっていえるの?」の根拠を持って話せる人はそんなにいないと思います(すいません、僕も無理です。苦笑)。しかしこの漠然とした事実だけで「不安」と答える傾向は、欧米人に比べて格段に高い、と。
不安と思うのは個人の自由ですが、根拠がないまま不安だ不安だと声高に述べると、周りにマイナスのオーラしか出しません。
うまくいくものも、うまくいかなくなります。
山本昌投手の考え方は、楽観的に考え、楽観的に行動しています。
すごくプラスのオーラ、そして結果も伴い、益々「いいよね!」と思いませんか?
一方、「悲観的に考え、楽観的に行動せよ」という言葉があります。
一番悪い状況を想定し、考えつくして出した結論と方向性については、その方向性が良くなる!と信じて、方向を作っていく志向性と行動性向を指しているわけですね。
これはこれで素晴らしい態度といえます。
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