Alexaが意外と競合分析に使えるようになっている

2010.08.23

営業・マーケティング

Alexaが意外と競合分析に使えるようになっている

安田 英久
株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum編集長

今日は、競合調査などに使える(場合もある)ツールの紹介を。ただし、使い方を間違えるとダメダメな結論に至ってしまう場合があるのでご注意を。

Alexa(アレクサ)というサービスをご存じでしょうか。米Amazonの子会社が運営しているサービスで、さまざまなWebサイトのアクセス数ランキングなどを見られるサイトです。

・Alexa the Web Information Company
http://www.alexa.com/

ただし、そのデータ収集の仕組みと状況から、長らく「Alexaは参考にしてはいけない情報」であるとされており、今でもその原則は大きく変わっていません。

というのも、Alexaのデータ源は、同社の提供する「Alexaツールバー」がインストールされているブラウザのアクセス状況が中心。そして、世の中で(特に日本で)Alexaツールバーをインストールしている人の数は非常に少なく、さらに偏りがあります。

つまり、偏った少数のデータを元に「このサイトはアクセス数が多い(少ない)」を論じても何の意味もないため、「Alexaのデータを参考にするのは意味がない」と言われてきたのです。

特に、Alexaで決してやってはいけないのは、ユーザーセグメントが異なるサイトを比べるといった使い方。たとえば、B2Bの情報サイトと、学生向けのゲームサイトでは、ユーザー層はまったく異なります。ということは、ユーザーのなかでAlexaツールバーをインストールしている人の比率も異なるため、データを比べても意味がないのです。

ところが、今年に入ってAlexaはトラフィックランク以外のさまざまなデータを表示するようになっています。そういったデータが、競合と自社の比較に意外と悪くない“場合もある”ようなので、ご紹介しておきましょう。

Alexaでサイト(ドメイン名)を調べる

Alexaでサイト情報を見るには、Alexaのページにアクセスして、調べたいサイトのドメイン名をテキストボックスに入力して「Search」ボタンをクリックします。

すると、そのドメイン名に該当するサイトがリストアップされます。

ただし、Alexaのデータはペイレベルドメイン名で統一されています。つまり、「www.impressrd.jp」も「web- tan.forum.impressrd.jp」も「rs.impressrd.jp」も、すべて「impressrd.jp」にまとめられています。

調べたいドメイン名の「Get Details」ボタンをクリックすると、そのドメイン名のAlexaトラフィック情報が表示されます。

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安田 英久

安田 英久

株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum編集長

企業のウェブサイト活用やウェブマーケティングに関するメディア「Web担当者Forum」(http://web-tan.forum.impressrd.jp/)を運営しています。

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