今日はいつもと少し視点を変えて、自分のコンテンツをパクったサイトがあった場合に、そのサイトが検索エンジンで表示されないようにする手順を紹介します。しかも、グーグル公式の方法です。
サイトのコンテンツがパクられた!
世の中には、他人の著作物を盗用することに一切の罪の意識をもたない人も多数います。そのため、あなたのサイトのコンテンツを(自動的にまたは手動で)コピーして別のサイトを作り人がいないとは限りません。特に、あなたのサイトが人気を集めていて、RSSフィードを提供していればなおさらです。
そして、場合によってはあなたのサイトのコンテンツを盗用した悪質なサイトが、検索エンジンであなたのサイトよりも上位に表示されてしまう場合もあるでしょう。
最近のグーグルは重複コンテンツの扱いがうまくなっており、同じコンテンツが複数の場所で掲載されていたとしても、どれがオリジナルなのかをかなりうまく判断できるようですが、それはあなたのサイトがしっかりと検索エンジン対策をしていた場合の話。うまくいかない場合もあるのです。
しかし、そもそも盗用されたコンテンツならば、それを検索エンジンで探せない状態にしてしまえばいい のです。
権利侵害コンテンツの申し立て(グーグル)
グーグルは、検索結果その他グーグルのサービスでの著作権侵害コンテンツの扱いに関する申し立てをどのように行えばいいかを解説しています。
・権利侵害コンテンツの申し立て(グーグル デジタル ミレニアム著作権法)
→ http://www.google.com/intl/ja/dmca.html (日本語)
→ http://www.google.com/intl/en/dmca.html (英語)
具体的には上記ページに書かれているとおりなのですが、手順を改めて示しておくと次のようになります。
1. 侵害されている著作物を明記する
2. 侵害しているページなどを明記する(どのキーワードでの検索結果で表示されるどのURLやドメイン名か)
3. あなたの連絡先を明記する(メールアドレス)
4. 侵害している人の連絡先がわかれば明記する
5. 次の文章を記載する:
“私は、上記の著作物に著作権侵害の疑いがあり、著作権の所有者、代理人、または法律による許可なく、使用されていると確信しております。”
6. 次の文章を記載する:
“私は、不実記載における罰則および偽証罪の適用に関する事項を確認の上、本状に記載されている情報に偽りがなく、本状で著作権の侵害を申し立てた著作物の著作権所有者、または著作権所有者からの委託を受けた代理人であることを誓います。”
7. 書類に署名する
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2008.09.26
2010.04.20
安田 英久
株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum編集長
企業のウェブサイト活用やウェブマーケティングに関するメディア「Web担当者Forum」(http://web-tan.forum.impressrd.jp/)を運営しています。