御社のファンを作る7つの古典的な方法

2011.01.17

営業・マーケティング

御社のファンを作る7つの古典的な方法

安田 英久
株式会社インプレスビジネスメディア Web担当者Forum編集長

今日は、短期的な売上のためのアクションではなく、中長期的な視点からみたファンを作る方法について、ウェブから離れて考えてみましょう。

企業や製品の「ファン」を増やすにはどうすればいいのでしょうか。

日本コカ・コーラは、「コカ・コーラ パーク」という巨大な自社メディアでファンを育てています。フェイスブックでも、「ファンページ」として、企業やブランドのファンとコミュニケーションする場を設けられますし、ツイッターのアカウントはうまく運用すれば顧客とのコミュニケーションを通じてファンを醸成できます。

しかしこの記事では、あえてネット以外の「ファン作り」を考えてみましょう。

ざっと7つほど挙げてみました。

・体験・お試し

試食や使用体験など、とにかく触れてもらうこと。これ自体がファンを作る方法論というわけではありませんが、知ってもらい、体験してもらうことは重要ですね。

たとえばアジャイルメディア・ネットワークでは、そうした体験イベントをブロガー向けに行う企画を取り扱っています。

・施設見学・工場見学・ミュージアム・ショールーム

その商品が生み出されている現場に触れてもらったり、商品が生み出されている背景を知ってもらったりすることで、より企業を身近に感じてもらい、親近感を抱いてもらえます。放送局がスタジオ見学ツアーを企画したり、オープンスタジオで収録したりするのもこうした効果がありますし、明治製菓の100%チョコレートカフェや、日清食品がインスタントラーメン発明記念館も、こうした役割をもっています。

工場見学や会社見学の情報が紹介されている「いるみる(ilmil)」というサイトを見ると、JAL航空教室からエビスビール記念館から、非常に多くの見学施設があることがわかります。

・開発裏話

「体験」や「施設見学」のような特別な場で、「実はこの商品は」と、一般には公開していないような、ちょっとした裏話を知ってもらうことで、「自分はこの商品の特別なファンである」意識をもってもらえるかもしれません。また、そうした情報は他人に伝えたくなる効果もあるでしょう。

・開発や製造の人とふれあう

「体験」や「施設見学」のような特別な場で、商品に携わっている生身の人とコミュニケーションしてもらうことで、ただ見学や体験するだけの場合よりも、さらに親近感を感じてもらえます。

・他では手に入らないおみやげ

「体験」や「施設見学」のような特別な場で、他の場所では入手できない特別な「おみやげ」を持ち帰ってもらう手法です。ステッカーやストラップなどは、使ってもらうことで、その後もファン感覚が継続されます。

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安田 英久

安田 英久

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企業のウェブサイト活用やウェブマーケティングに関するメディア「Web担当者Forum」(http://web-tan.forum.impressrd.jp/)を運営しています。

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