被災地を支援するには、「その人がもっている力を最大限に活かす方法をとる」ことがとても大切ですよね。 子どもたちに関わる教育企業がとった方法、参考になれば。
震災からまもなく5ヶ月がたとうとしています。
基幹インフラはかなり復旧したようですが、まだまだ元の状態になるには程遠い状態…
まとまった時間のとれる方…とくに大学生をはじめとした若い方は、是非自分自身が人手となって、現地の復興協力に励んで戴けると嬉しいですね。
きっとその後、自分自身にも、「経験」という大きな資産と、現地の人々から大きな「幸せに生きる気持ち」をもらえると思いますから。
※どこにいけばよいか不安な方は、石巻市災害ボランティアセンターへまず!とのことです(今回、ボランティアを経験した知人談。行政単位として「石巻市」は大きいため人手が足りず、かつ、ボランティアの連携体制が整っており、初めての方でも十分活躍できるから、とのこと。)。
さて。支援にあたって大切なことは、「支援を最大化すること」だと思います。
横浜で働くサラリーマン、フジイユウジさんが、支援最大化についてとてもよくまとめた記事を書かれています。
チャリティ企画の相談を受けたときの話。
http://fujii-yuji.net/2011/04/post-191.html
イベントやセミナーで義捐金を集めるのは結構だが、イベントやセミナー自体に多額のお金をかけては意味がない、的な話が書かれています。とくにこちらの文章が秀逸です。
===(以下、引用)===
ZOZOのTシャツとか、グルーポンのマッチングギフトとか、ガガ様とかは、その知名度を有効に使ってますよね。ZOZOのTシャツなんて3億5千万円以上集まったらしいですけども、原価は凄く安いと思うんですよ。もちろん原価が安くてダメって話じゃなく、むしろ逆で、原価分の金額をただ義捐金にするのではなく、一旦Tシャツにして販売したことによって、義捐金の集まりを最大化したわけじゃないですか。
グルーポンのマッチングギフトも然りで、1億円をただ義捐金にするんではなく、「あなたの義捐金を倍にします」って呼びかけるだけで2億円にしちゃったわけじゃないですか。タイミング的にユーザー側が出した1億円はマッチングギフトがあったから集まったかというと、そうでもないかもしれないけど、数千万の効果はあったんではないかと思うな。
===(引用終了)===
上記の例もそうですが、大切なのは、「支援する側の特徴を良く活かすこと」だと思います。
ZOZOTOWNはファッション通販サイトですし、グルーポンはマッチングの仕組みに強みがあります。
まさに、彼らの独自性をフルに活用し、彼らにできる中で、被災地に最大の支援をした事例ではないでしょうか。
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