ソーシャルメディアに詳しい方なら有名な、「まんべくん」ツイッター。 騒動となりツイッターアカウント閉鎖になった話題が、16日のネットニュース上を賑わせました。
まんべくん:ツイッターに苦情殺到で閉鎖…北海道長万部町(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110817k0000m040071000c.html
このところ、ツイッターをはじめとする「ソーシャルメディア」の使用について騒動となり、今回のようにメディアを閉鎖するケースが後を絶ちません。
しかし、単に閉鎖するだけでは、
「閉鎖した人(団体)に、普通の人(団体)ではやらないような問題があった」
と、あたかもその人(団体)が特別(異質)な使い方をしたかのように扱われ、問題点の一般化が行われません。誰にでも、どんなときにでも、起こり得る問題である、にも関わらず…。
ここで、大変な人気を博した「まんべくん」ツイッターの閉鎖を特別視するのではなく、本件から「ソーシャルメディア」の恩恵を受けている人たち~ブログやツイッターから有益な情報を得たり、情報を出したり、使って楽しんだりしている人たち~はみんな、考えてほしいんです。どう使えばよいか、どう使わせればよいか、を。
とにかく、バランス感覚として、「団体(法人等)の一員であることを明らかにしてソーシャルメディアを使ってもらう」側の立場の方は
積極的なPR活動(情報発信)には「メリットもある」「デメリットもある」
ことをとことん弁えておかなければいけない、ということを…。
公式アカウントを開設したり、団体所属員のソーシャルメディアでの発言を認めたりしている場合は、運用者の活躍に期待しているわけですから、PR活動(情報発信)によりメリットを享受しようとする立場です。
「まんべくん」もフォロワー数が9万台、ネット上でも何度かニュースになって話題になっていましたから、「北海道長万部町」を全国の人に存在認知させる、という点において、かなり貢献していたと推測できます。(注:僕はフォローしていませんでした)
大企業や上場している企業、あるいは業界で売上げNo1の企業、大きな団体(たとえば「東京都」)などは、大手メディアにコネクションをつくり(注:ヘンな意味ではありません、ニュースリリースがあったときにすぐやり取りできるメディアの担当者とつながっておくだけで有効なのです)、メディアを通じてPR活動を行うのが最も効率がいいでしょう。
しかし、そうではない企業・団体は、なかなか大手メディアのニュースで取り上げてもらえません。
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