昨今では多くの方がポイントサービスを利用されているでしょうね。 もちろん私もポイントやマイレージを集めています。 このポイントプログラムをマーケティング用語としては、 FSPと呼びます。 FSPとは、 Frequent Shoppers Program (フリークエント・ショッパーズ・プログラム)の略で、 プロモーション政策のひとつです。
このFSPが急拡大しているようですね。
今やどこで何を買ってもポイントがついてくるって感じです。
現実に、今年の決算では「ポイント引当金」が約40%増となったようです。
以下、ポイント引当金の多い主な企業ランキングです。
1.ソフトバンク
2.NTTドコモ
3.クレディセゾン
4.KDDI
5.セブン&アイ
6.ヤマダ電機
7.ビックカメラ
8.エディオン
9.オリコ
10.平和堂
このFSPはリピート促進策ですから、既存顧客を囲い込む施策となります。
しかし、決してロイヤルティを持つ愛用者にはなりえないと思っています。
つまり、ポイント目当ての顧客はあくまで経済的メリットを求めているわけですよね。
逆に言えば、もっと経済的メリットが大きい他社が現れれば、
サッサと他社にスイッチしてしまう顧客であるとも言えそうです。
私も○○カメラから××カメラに鞍替えしちゃいましたし、、、(^^;
「カネの切れ目は縁の切れ目」とはよく言ったものです。
愛用者とは、そのブランドに対して「愛」を持っています。
つまり、真の愛用者は「安いから買う」のではなく、「高くても買う」顧客ですね。
やはり「愛」はお金では買えないわけですよ。
しかし、「愛」を育てるためには、リピート経験が不可欠です。
そのリピートによって、徐々に愛着や親近感が生まれたり、
その商品やサービスの品質や価値を認める機会となるはずですから、、、
ということは、やはりポイントでリピーターをしっかり創出することは大事ですね。
ただ、企業として忘れてはならないことは、あと一歩プッシュして
ロイヤルユーザーになってもらうための徹底した努力や投資を
続けなければならないということだと思うのです。
それがなければ、ポイントサービスは一時的な売上を上げるだけの打ち手で、
顧客創造のしくみにはならないということです。
【ご参考】
http://money.quick.co.jp/column/topics/card_4.html
Kay
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