コンサルタントになっていきなり年収650万円を稼ぐ法

2013.03.26

経営・マネジメント

コンサルタントになっていきなり年収650万円を稼ぐ法

坂口 孝則
未来調達研究所株式会社 取締役

コンサルタントになっていきなり年収650万円を稼ぐ法を伝授

松尾昭仁先生の傑作がありますが、ここでは私なりの方法を書きます。それは、一言でいうと、因数分解をすることです。これができていない独立コンサルが多い。具体的には、年間目標ではなく週目標を持つことです。

650万円という目標では、なかなか上手く行きません。そこで、12ヶ月で割ります。すると、54万円です。一ヶ月に54万円ということ。さらに、それを4で割ります。

そうすると、週に14万円です。これを稼ぐことができますか。あるいは、それを稼ぐビジネスモデルになっていますか? 小学生の計算です。ただ、この小学生の計算で成り立たない場合は、絶対に650万円いきません。こんな簡単な事実がわかっていない。

さらに、それを日計算してみましょう。54万円を22日稼働で計算すると、一日に2万5千円です。逆にいえば、一日に2万5千円を稼ぐことを目標にすれば良いことになります。

繰り返しますが、一日2万5千円稼がなければ650万円には到達しません。こんなに簡単な計算なんです。たまにどっかの公的機関で講演して3万円? それも良いでしょうが、それならば毎日講演することになりますよ。それは現実的でしょうか?

この因数分解するやり方はいつでも効果的です。

なお、計算してみます。年収を設定し、それを12ヶ月で割って、22日でさらに割ります。

・年収500万円なら一日1万9千円
・年収1000万円なら一日3万8千円
・年収2000万円なら一日7万6千円

繰り返すと、たまに稼げるのではダメです。継続的に7万6千円を稼がなければなりません。もちろん、3日に一度稼げるというモデルでも良いでしょう。その場合は、その三倍となります。

何度もいうものの、こ小学生レベルの計算式で成立しない場合は、絶対に目標売上(所得でも、収入でも、収益でも良いけれど)に到達しません。

それだけ稼いでいるひとにはあたりまえ思考ですけれど、あえて申しました。というのも、目標と、ミクロな行動レベルが乖離しているケースが多いものですから。

なお、私は年収目標を設定することを良いとも悪いとも思いません。ただ、設定するなら、ミクロレベルの実現性を常に問うべきだと思うだけです。

ところで、みなさんのモデルは一日に2万5千円を稼ぐことができますか?

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坂口 孝則

未来調達研究所株式会社 取締役

大阪大学卒業後、電機メーカー、自動車メーカーで調達・購買業務に従事。未来調達研究所株式会社取締役。コスト削減のコンサルタント。『牛丼一杯の儲けは9円』(幻冬舎新書)など著書22作。

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