ハロー効果は人事考課の際に陥りやすい現象として有名ですが、私生活の中でもさまざまなハロー効果現象が起こります。
ハロー効果とは、心理的効果の一つで、ある対象を評価をする時に顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象のことです。後光効果とも言います。人事考課の際にもっとも陥りやすい現象です。
「英語ができるから仕事もできる」「朝早く出社してるから真面目に仕事をしている」とか、「女にルーズだから仕事もルーズだ」「離婚した奴は仕事もすぐ投げ出す」とか、良く歪められたり、悪くに歪められたりします。
人間が人間を評価するのですから少しでも高い評価になるハロー効果を狙うのもサラリーマン処世術ともいえるでしょう。
一方、このハロー効果は、夜の酒場ではまりやすい効果でもあるので要注意です。
「年季の入ったボロボロの見てくれの居酒屋は、絶対味も年季が入って美味しいだろうと思い、入ってみると味もボロボロだった」
「素人料理の店と看板があるので、素朴なお母さんの手作り料理が出てくると思ったら、本当に素人レベルの料理だった」とかです。
そして、もっと悪いのは、
「明朗会計と書いてあるので安心だと思って入ったら、確かに会計は明朗だったが、サービス内容は不明朗だった」というケースです。
さらに、最悪なケースは、
「客引きしているオネーサンが若くて可愛いのできっと素晴らしい店だろうと思い入ったら、中はババアだらけだった」というケースです。
この場合はハロー効果に加えて、ゲロー効果になりますので、気を付けましょう。
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