お客様と接するといつも感じることの一つに 「課題は判っているが(ルールや仕組み等を)変えられない」 そんな場面に遭遇する。 なぜ変えれないのか?
理由には
「変えることによって今より悪くなるのではないか」
「近視眼的に極端な方向に行ってしまうのではないか」
といった変える事への心理的障壁があるようだ。
しかし変えることで悪くなることがあるんだろうか?
近視眼的に極端な方向に行くことは悪いことなんだろうか?
結論としては「あるだろう」である。
ではそれは向かってしまってはいけない方向なのだろうか?
結論としては「否」である。
なぜなら、変える事によって初めて現状の把握ができる。
それにより良いところ、悪いところを識別することができる。
つまり長期的な視点では必ず良い方向に向かえるということ
になる。
もう一つ考えてほしいのは現状を維持した場合、悪くなることは
無いのだろうか?
少なくても現状は「良くない何らかの課題がある状態」ということ
であれば「良い状態」では無いことは確かだ。
つまり極端な言い方をすれば「悪い状態」である。
ルールや仕組みを変えることは確かに怖いことだ。
しかし、変える事がどういう状態になるのか、変え
ないことがどういう状態なのかを冷静に考えれば、
進んで改悪はそれほど悪いことではなく、むしろ
長期的な改善に向かうための一つのステップだと考えること
ができるのではないだろうか。
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2009.02.10
2015.01.26