今日は、 『ネット視聴率白書2008-2009』 から主要検索エンジンのトレンドを見てみます。
「ヤフー」(yahoo.co.jp)は、
現在はポータルサイトとして様々なサービスを
展開していますが、核となるサービスはもちろん
「検索サービス」
です。
「Yahoo!検索」(search.yahoo.co.jp)は、
2000年4月の月間利用者数500万人から、
2008年3月にはその6倍、3,000万人を突破しています。
(注:あくまで検索サービスの利用者のみ、
Yahooの各種サービス全体の利用者数ではありません)
ヤフーはそもそも「ディレクトリ検索」、
すなわち、
・エンタテイメント
・趣味とスポーツ
・各種資料と情報源
・芸術と人文
など、テーマ別にサイトを人力で分類するサービスから
事業を開始しました。
しかし、ディレクトリ検索(dir.yahoo.co.jp)の利用者数
は、2002年以降に月間利用者数が1,000万人を超えたあたりから
横ばいになってきていました。
2004年5月には、ヤフーが採用する検索エンジンの技術
(ロボット検索)をそれまでの「Google」から、
自社開発の
「YST(Yahoo! Search Technology)
に切り替え、さらに2005年10月には、
YSTのロボット検索結果をディレクトリ検索結果よりも
優先する表示に変更して以来、ディレクトリ検索の利用者は
大きく落ち込みました。
そして、ヤフーでは、2008年1月、
事業開始以来ずっと維持してきたディレクトリ検索のメニューを
トップページ画面から消すサイトリニューアルに踏み切っています。
このヤフーのサイトリニューアルは、
検索の主流が、デイレクトリ型からロボット型へと
完全に移行したことを象徴するものだったと言えます。
一方のGoogleは、過去8年間安定して伸びてきています。
白書ではカバーされていませんが、月間利用者数は
現時点で2,000万人を超えているのは間違いないでしょう。
まあ、それでもヤフーとは1,000万人もの開きがあるわけですが。
「ヤフー!検索」と「Google」の男女利用者比率を
比べてみると、次の通りとなります。
*Yahoo!検索 男性54.8%、女性45.2%
*Google 男性62.1%、女性37.5%
(Googleの男女それぞれの利用者比率の合計が
100%になりませんが、原典どおりの表記です)
検索サイトの中で、「Yahoo!検索」は
女性の利用比率が一番高いサイトだそうです。
ヤフーは、ネットユーザーなら男女問わず、
ほぼ全員が認知、利用しているメガブランドですから、
うなずける結果ですね。
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有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。