今度、プレゼンに関する講演を行う関係で、 以前から興味のあった「スティーブ・ジョブス」のプレゼンを徹底研究してみました。
そのために活用したのがYoutube。いや、Youtubeって本当に便利ですね。
ジョブスの様々なプレゼンをしっかり拝見することができました。
そして、かねてより「プレゼンの天才」と称されるジョブスには、
様々な学びがありました。
ちなみに参考にしたのは、2本のJobsのプレゼンです。
・スタンフォード大学卒業式のスピーチ(2005年)
・iPhone発表会におけるプレゼン(2007年)
これらは、名スピーチとして有名ですね~。
そして、最終的に6カテゴリーから考えることにしました。
以下は、ジョブスのプレゼンを参考にするとともに、
家弓のこれまでの経験を交えた「プレゼンのTips」です。
■Prologue
プレゼンは冒頭でオーディエンスのマインドをグリップすることが必要ですよね。
最初にグリップできないと後々苦労すること必至です。
ジョブスはこのプロローグで一気にオーディエンスを引き寄せます。
なにか必ずワクワクさせるものがあるんですよね。
■Talk
そして、語り口や論調は全体の印象に大きく影響します。
ジョブスの語り口は、いつも極めてナチュラルです。
変に力が入った熱弁でもなく、自然に自分の思いを語っています。
■Voice
声の使い方として、声質はどうにもならないものの、
よくあるクセとしては、早口が指摘されます。
でも、私は早口でも聞きやすいスピーチってあると思うんですよ。
もっと重要なのは「滑舌」ではないかと、、、
■Eye
プレゼンの時には、どこに視線を送っていますか?
もちろん、オーディエンスを向いていることが絶対条件です。
それは、誰しもが分かっていると思うのですが、
実際にそれができている方は少ないものです。
■Action
プレゼンテーションには「動作」があるとよいですね。
プレゼンにダイナミズムが生まれ、聞き手を引き込む力となります。
ジョブスは広いステージを存分に動き回りながら、プレゼンしていますよ。
■Total
その他全体を通じて留意するポイントとして重要だと思うのは
「タイムマネジメント」です。
時間制限がある場合はもちろんのこと、話が冗長になったり、
重要な論点より前段で妙に時間をかけてしまったり、、、
ということで、これから「プレゼンテーションを科学する」と題して、
連載してみたいと思います。
第一回「Prologue」
第二回「Talk」
第三回「Voice」
第四回「Eye」
第五回「Action」
第六回「Total」
どうぞよろしくお願いいたします。
株式会社シナプス 代表取締役 家弓正彦
プレゼンを科学するジョブスに挑戦
2008.11.02
2008.10.30
2008.10.25
2008.10.23