最近、タバコを吸う人、 ほんと少なくなりましたよね・・・ 10数人集まった飲み会で、 ふと気づくと、誰もタバコを手にしていない。 いたとしてもせいぜい1人。 なんだかとっても肩身が狭そうです。
まあ、周囲を気にせず、
泰然と吸ってる人もいますけどね。
ちょっと気になったので、
「平成20年JT全国喫煙者率調査」
の結果を見てみたら、平成20年(2008年)現在の
成人男性の平均喫煙率は39.5%、成人女性は同12.9%
ということでした。
成人男性の喫煙率のピークは、
昭和40年以降では83.7%(昭和41年、1966年)。
約40年前と比較すると、半減しているんですね。
それでも、現在でも喫煙率約40%ということは、
男性の2人に1人弱は吸っているわけです。
ちょっと実感と合わない感じ。
というのも、あまり吸わなさそうな若い人たち、
つまり20代男性の喫煙率は、むしろ全体平均より高く、
50%を超えているのですよ。
逆に印象より低いのは60代(30%強)、50代(50%弱)の男性。
健康を気にして止める人が増えているということですかね。
というわけで実感に合わないのは、
自宅などでは吸っているけど、それ以外では、
吸える場所がどんどんなくなってきたし、
周囲に遠慮して我慢している(あるいは隠している)人
が多いということでしょうか。
そういえば、
未成年の喫煙経験もやっぱり低下しているのだろうな・・・
と思って興味本位で調べてみましたが、
さすがに全国的な調査は見つかりませんでした。
ネットで検索してなんとか見つけた、
秋田市周辺の15の高校の生徒対象の調査をご紹介すると、
高校3年男子の喫煙経験率(1度でも吸ったことがある)は、
・1999年→50%
・2005年→21%
と半減以上。
*喫煙経験率は、タバコを吸ってみたことがあるという数字
であり、必ずしも喫煙を常用・継続しているわけではない点、
ご注意ください。
わずか10年前、高校3年生ともなれば男子の2人に1人は
タバコを試したことがあったのに、最近は5人に1人しか
経験してないのですね。
女子の場合も、3年生の喫煙経験は約30%(1999年)から、
10%強(2005年)とやはり半減。
おそらく、全国的にも同じような傾向でしょう。
未成年の喫煙経験が低下した理由ですが、
タバコの健康に対する悪影響についての心配以上に、
大人の象徴としてのタバコの価値が低下したからでしょうね。
子どものころは、
ちょっと背伸びしたいという気持ちで
大人の真似をしたいもの。
その一つとして、
こっそりタバコを吸ってみたくなったわけです。
(私もそうでした)
でも、もはや吸う大人をほとんど見かけないし、
あんまりカッコイイものでもなくなったので、
子供たちも真似をする気がしないんでしょうかね。
次のページまた、なぜタバコを吸う女性が増えてるんでしょうかね?
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2015.07.17
2009.10.31
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。