起業ネタ「スキ軸」「デキル軸」

2009.06.05

経営・マネジメント

起業ネタ「スキ軸」「デキル軸」

入野 康隆

シリーズ【事業計画書の書き方】 「事業立ち上げの経緯」について解説。

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 「カネ」が足りないからだと思いこむ
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「カネ、モノ、ヒト、ノウハウのうち、起業には何が最も必要か?」
と問われた時に、
「カネ」と答える人は多いです。

しかし、実際には、
カネが足りないから事業を立ち上げられないわけではありません。

圧倒的に重要なのはヒト。

ヒト(≒人脈/起業仲間)さえ集まれば、
カネ(≒投資/融資)もノウハウも後からおまけでついてきます。

事業立ち上げの準備段階や起業直後に意識するべきは
いかにしてヒトを集めるかということです。

上級者の使うテクニック
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「できるだけど、そんなに好きじゃない」より
┃ 「そんなに得意じゃないけど、メッチャ好き」を選ぶ

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「どんなビジネスを始めるべきか」を考える際によく使うマトリックスです。

 
一番いいのは「好き」で「得意」なビジネスを始める経営者。

センミツと言われるほど起業は失敗することの方が圧倒的に多いのですが、
「好き」で「得意」なビジネスをやっている経営者は成功確率が高く
失敗や挫折にぶつかっても、結果よりもプロセス自体を楽しめます。

そんな幸せな人は稀で、
実際に数が多いケースは
「できるけど、そんなに好きじゃない」
「そんなに得意じゃないけど、メッチャ好き」
の2つの間で悩むケース。

どちらが成功するかというと、私の感覚では圧倒的に、
「そんなに得意じゃないけど、メッチャ好き」の方です。

理由は

  ■ 本当に好きなら
    「そればっかり考える」ので、いずれウマくなるから。

  ■ できるかどうかという能力の軸は、
    世の中には上には上がいて、
    「好きじゃないのに得意だ」と言っている人のレベルは
    実際には大したことがないのです。

  ■ 起業とは、いかに自分よりも優秀な人々から力を借りるかという
    「借り物レース」のようなものです。
    カネもないベンチャー企業が借り物をお願いする手段としては、
    「このビジネスが好きだから、協力して!」という情熱しかなく、
    情熱だけは借りられないので。

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