実は流行色は2年前に作られる!!

2009.09.04

営業・マーケティング

実は流行色は2年前に作られる!!

山田 美帆
カラーコンサルタントRosa 代表

いよいよ秋、店頭ではすでに秋色の商品が棚を賑わせています。今秋の流行色は「パープル」。しかし、その流行色は、いつ、だれが、どのように決めるのか、と疑問に思ったことはありませんか?今回は、その「流行色」についてのお話です。

皆様こんにちは。カラーコンサルタントRosa の山田美帆です。

9月に入りだんだん涼しくなり
秋の気配がするようになりましたね。

店頭に並んでいる洋服も、夏のはじけるようなカラーから、
紅葉のような深みのある色に変わり、
ここにも秋を感じることができます。

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、
今年の秋は去年に引き続きパープルが流行しています。
なぜシーズンもはじまってない頃から、
どの色が流行るってわかるのでしょう?

実は流行色は、意図的に作られているのです。

しかもそれは2年前に決定されるのです。
インターカラー(International Study Commission for Colorの略で、
日本語では国際流行色委員会)といって、
1963年に創設された機関が会議を開いて話し合います。
現在の加盟国は、中国、イギリス、フィンランド、フランス、ドイツ、
ハンガリー、イタリア、日本、韓国、ポルトガル、スイス、タイ、トルコ
の13カ国とされています(英名音順)が、年によって加盟国は変動します。

それを踏まえて、日本ではJAFCAという機関が、
日本のライフスタイルや消費動向を考えながら選定していくのです。
ですから日本の流行色は1年半前に決まります。

なぜ流行色を決める必要があるのかといいますと・・・

それは、ファッションはもちろん、
インテリアや電化製品や車などの開発にも関係してくるのですね。
色が決まっていれば、むやみやたらに商品を作ることを避けられます。

ですから私たちはある意味「メーカーの策略に踊らされている」とも言えますね。
ただ、その選定の際に予測できないこと、例えば経済などの状況によって
時に思惑とは異なった方向に行くこともあるそうです。

つまり「ふたを開けてみないとわからない」部分もあると言えるでしょう。

そのインターカラーの選定会議が、
今年は11月30日から2日間、日本ではじめて行われるそうです。
決めるのは「2011年秋冬カラー」で、ここで決まった色は、
今後の世界のファッションやインテリア、自動車などの新製品に大きな影響を与えるのです。

日本で初開催の理由について、同委員会では
「日本の文化やファッションへの世界的な関心の高まりがある」ためだそうですが・・・
どのような色になるのでしょうね。

ところで、今年の秋冬には欠かせない色として「黒」があげられます。
男女ともに、ビジネスにおいて黒を身につける方は多いと思いますが、
黒は威圧感を表す色です。

弱みを見せたくない時、自分の意見を押し通したい時、
高圧的に物事を進めたい時には最適な色ですが、
人を遠ざけてしまう色です。

黒ばかり着ていると、「怖い人」と思われて、
人が敬遠するようになる可能性もあるので、気をつけてくださいね。

今日のひとこと

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実は流行色は2年前から意図的に作られている!

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山田 美帆

カラーコンサルタントRosa 代表

Ciao!カラーコンサルタントRosa代表の山田美帆です。 INSIGHTNOWのリニューアルに伴い、3年ぶりに戻ってまいりました! これからもINSIGHTNOWの「色物」として頑張ります(笑) こちらでは、カラーマーケティングをはじめとして、女性マーケティング・ビジネスマナーについてお話したいと思います。 また、美容やアンチエイジングについても書いていくつもりです。 どうぞよろしくお願いいたします♪

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