ウォーキングは優れた運動なのですが・・・
健康のためにウォーキングを実践している人も多いのではないかと思われますが、健康の維持、増進を図るためにはウォーキングだけ行っていれば大丈夫だといえるのでしょうか?
ということで、今回は健康のために必要な運動について解説してみたいと思います。
■ウォーキングは優れた運動だが・・・
結論からハッキリ申しますと、健康の維持、増進を図るためにはウォーキングだけでは不十分です!
もちろん、健康をどのように捉えるかによって考え方は変わるでしょうし、個々の身体の状態によって必要とされる運動は異なりますので一概にはいえませんが、身体の機能を維持するためにはウォーキングだけでは充分な運動刺激にはならないのです。
人間の身体はすべて細胞で構成されていますが、それら細胞は刺激に対して適応するというプログラムを有しています。
その反面、無刺激に対して不適応するというプログラムも有しているのです。
つまり、刺激がなければ人間の細胞はどんどん衰えて死滅していくという訳です。
従って、人間の身体には適度な刺激を与えてあげなければならないということになる訳ですが、偏った刺激では偏った適応しか生じません。
人間の身体には万遍無く適度な刺激が必要になるのです。
以上を踏まえて考えた時、ウォーキングだけでは充分な刺激を身体に与えているとはいえないのです。
ウォーキングは有酸素的な全身運動であることがしられていますが、動作パターンは限られたものであり、全ての関節の動作パターンが含まれる運動ではありません。
例えば、腕を頭上に持ち上げるという動きは肩の動きの一つですが、ウォーキングでは腕を頭上まで持ち上げることはありませんよね。
よって、ウォーキングでは腕を頭上に持ち上げるという機能を維持することは出来ないのです。
健康のためにウォーキングを実践していたにも関わらず、腕を持ち上げようとしたら肩が痛かった・・・なんてことにもなりかねません。。。
そして、肩が痛いという状態は決して健康的であるとはいえませんよね。
ウォーキングでは腕を頭上に持ち上げるという機能を維持できない・・・何とも当たり前のことなのですが、意外な盲点なんですね。
■健康の維持、増進を図るためには様々な運動を!
但し、ウォーキングが無意味な運動であるという訳ではありませんので、あしからず。。。
ウォーキングは呼吸循環器系の機能を高め、血管を強くするといった効果が得られる優れた運動であることは疑いようのない事実です。
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