近頃、街おこしのPRキャラクターと言えば、戦隊モノの「何とかレンジャー」である。なぜ日本には、「何とかレンジャー」が、こんなにも出没するのか?考えてみた・・・。
・・・では、さて、どの位の数の戦隊が、日本の47都道府県には存在するのだろうか?「戦隊な奴ら」に掲載されているローカルヒーロー一覧を大ざっぱに数えてみると・・・なんと約800戦隊。1都道府県につき平均17戦隊が存在する。
参考のために「北海道」の「何とかレンジャー」を一覧から抜粋すると・・・。
・雅楽戦隊ホワイトストーンズ(北海道札幌市白石区)
・安全戦隊シートベルダー(北海道札幌市)
・GO!GO!ゴミレンジャー(北海道札幌市)
・清掃戦隊ごみレンジャー(北海道札幌市)
・デジタル宣隊★アナレンジャー(北海道札幌市)
・魔界戦隊(北海道留萌市)
・銀河特警 宇宙デカ(北海道)
・日ハム戦隊ツヨレンジャー(北海道札幌市)
・動物戦隊ライオレンジャー(北海道江別市)
・ふきだし戦隊ウオスクレンジャー(北海道京極町)
・ラーメン戦隊5麺ジャー(北海道函館市)
・米飯普及戦士コメファイター(北海道留萌市)
・ハルニレンジャイ→どさんこ戦隊ハルニレンジャー(北海道豊頃町)
・サロベツレンジャー(北海道豊富町)
・湧別戦隊 産業レンジャー(北海道湧別町)
※資料抜粋「戦隊な奴ら」より
ほぼ全国平均の合計15戦隊。
「湧別戦隊 産業レンジャー」が、あまりにベタなネーミングなので、ググってみた。どうやら地元では、大活躍のようだ。コーンイエロー、ウシブラック、エビレッド、ホタテホワイト、シャケブルーの5人の典型的な戦隊である。わかりやすくて頭が下がる。
※株式会社西村組のブログより
続けて、全国的にも有名なローカルヒーローを2つばかり紹介させていただく。
そいつは長野県下条村にいる。
地域を活性化させる「地域戦隊カッセイカマン」である。
そのストーリーは、こうだ・・・。
長野県の南部、南信州の小さな村「シモジョウムラ」も、長引く構造不況に、町も村も暗黒の暗闇に覆われていた。
さらに地域の商店や工場、工事現場には奇怪な怪人が出現、景気をさらに悪化させようと悪の作戦をたくらむ。このすべては、不景気により地域を支配しようとする悪の組織「フキョーダ」によるものだった。
フキョーダは、コヨーフアン、キンユーハタン、カカクハカイ、タンカサゲルダ、リストランダ、などのフキョー怪人を操り地域の侵略を企てるが、地域の中に古くから宿る魂「カンコーシゲン」たちが、地域を守る正義のヒーロー「カッセイカマン」として集まった。
地域を守ろうとするカッセイカマンの戦いは始まったばかりだ。
次のページ秋田発・地産地消ヒーロー「戦う秋田名物超神ネイガー」である。
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私的マーケティング論
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有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役
昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。