「それって、前にも話しませんでしたっけ?」 「な~んか、モヤモヤしてんだよなあ・・・」
問題を解決する、あるいは新しい仕組みを作るといった場合、
状況を整理したり、検討すべきことを整理するという
ステップを必ず踏むと思います。
そのとき、フットワーク軽く、関係者にヒヤリングをして、
情報収集を行うこと自体はよいことです。
でも、聞くだけで何となく理解したくらいで、
終わらせてしまうと、結局中途半端な状態で
仕事が先に進まないということが起こります。
情報を正しく理解するためには、
「紙に落とすこと」が重要です。
(もちろん、紙でなくて、ファイルでいいのですが。。)
いろいろヒヤリングして、頭の中だけで理解したつもりに
なっているのは、とても危険です。
最終的に誰かに報告するときに、はじめて紙に落とせばいい
というのは遅すぎです。
情報を収集している段階で、分かったことから紙に落としてみることで、
まず自分が本当に理解しているかを確認します。
そして自分が腹落ちするまで、情報収集と整理を繰り返す。
これが大切です。
一度ヒヤリングしたら、まず整理して紙に落とす。
次に、その紙をもって再度ヒヤリングし、理解が正しいかを確認。
必要な追加の質問をして、さらに紙に追加・修正をほどこす。
それができたら、その紙を関係者全員に共有して、
何か指摘があれば、さらに補足・修正をしていく。
こうやって、紙に描いたものを発展させていくことで、
理解を発展させ、仕事を進めていく。
その労力を惜しんで、
頭の中だけで処理して終わらようというのは、
よっぽどの天才でない限り、厳しいでしょう。
こういう地道な作業こそが、価値が生み出すのだと思います。
【プロジェクトの現場を勝ち抜く技術】
2015.10.04
2015.10.09
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