その研修費用と社員の労働時間が使えるならば、もっと会社のためにできることがあるのでは? マネジメントやコミュニケーションの研修を止めて「業務見直し作業」のススメです。
■ 研修を止めて業務見直しを行う
前回の記事「研修で会社は良くならない。意識改革は他人にはできない。」を書いた後、知人より「じゃあ、どうするの?」という問いがありまして、続きを書いてみようと思いました。
業務を見直す目的は2つあります。
1.売上を高める取り組みを0から手法・プロセス・タームで考える
2.0から考えるプロセスを通して、当事者意識を醸成する
この目的は、オバマ大統領の就任演説にもあった「責任を果たすべき新しい時代だ」というフレーズの前後に書いてあることそのものだと思うわけです。国に対してではなく、会社に対してですが。
参照:http://mainichi.jp/select/world/obama/speech/index.html
この記事を書く背景はそのような感じです。
■ 業務見直しのポイントについて
コンサルティングを提供していますので、当社にお問合せ下さい。というのが最も簡単な表現ですが、それではナレッジを集め共有するWEBに合わないかもしれませんので、個人的に参考にしている書籍を書いてみます。
書籍であれば、記事を読まれている方が手にし易いと思いますし、難解なコンサルティングよりは実行する方の「実行力」を高めるという意味でよいかもしれません。
1.ザ・プロフィット (ザ・ゴールの続編)
2.クリティカル・チェーン(ザ・ゴールの続編)
※ゴールドラット氏の著書ですので、皆さん読まれているかと思います。
3.戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ
4.経営パワーの危機―会社再建の企業変革ドラマ
5.V字回復の経営―2年で会社を変えられますか
※三枝 匡氏の著書3つです。イメージを膨らませるために、こういった小説も良いかもしれません。
業務見直しには、自分の業務にどれだけの社員が関わっているのかを考える必要がありますから。
6.現場力を鍛える 「強い現場」をつくる7つの条件
※状況を含めて、お問合せ頂ければ、いくつかご紹介できると思いますが、ビジネスの世界に「模範解答」はありませんので、業務の流れを整理・見える化するところから始めて頂ければと思います。
残念ながら、この著書もマニュアルというわけではありません。この内容を踏まえて、現場での討議・協議を行う材料を提供するものだと思います。
書籍は日々たくさん発売されますので、もっと良い著書があるかもしれません。業種・業界毎に、役立つ情報を載せた著書もWEBも、そして実績あるコンサルティング会社があるかもしれません。しかし、より専門的になるほど、日々の業務に忙殺されている方には実行できないものになります。ですので、まずはこれら書籍をオススメしています。
次回も、この続きを。ファシリテーションとマインドマップについて触れておきたいと思います。
Restructuring
2009.01.22
2009.01.17