よく居ませんか? 「人がやってるから、自分あるいは我が社もやってみるか」 という人や会社。 それでは、成長することなど出来やしません!
◆筆者は、(RFID)ICタグという新しい技術をソリューション
としたコンサルティングを行っています。
こういった新しい技術や考え方を企業に提案する機会が多いの
ですが、その際、だいたいの企業の担当者は、決まってこういいます。
「三宅さん。 とても面白そうですね。
ただ、他の会社は、どうなんですか? 既に日本企業で導入
しているのですか?」
◆「欧米では多くの企業が導入していますが、日本の場合、他の
会社さんは、みなさん興味は持たれてますが、導入はまだです」
「そうですか。 では弊社もちょっと様子見させて下さい」
◆ところが、商社マン時代の経験ですが、欧米系の企業に、まだ
市場に出回っていない新しいものを売り込みに行くと、
「他社はどうなんだ?」
と聞かれるところまでは同じですが、この後が違います。
◆「そうですか。ミスター三宅。 他社がまだ手をつけていない
なら、是非もっと話を聞かせてもらおうではありませんか!」
◆この差は大きいと思います。
筆者は、大阪の堺市に生まれ、高校まで大阪で過ごしました。
同級生のほとんどは、関西近辺の大学に進学して行きました。
筆者は、大阪人の人情や気質は好きでしたが、これからもずっと
大阪にとどまりたくない、もっと違う世界を見てみたいと思い、
大阪を出ようと思いました。
◆どうせ出るなら北海道か沖縄の大学に行こうと思い、書店の棚の
大学別案内本のところを覗いてみると、北から順に大学案内が並んで
おり、最初に手に取ったのが「北海道大学」の案内本でした。
それから二浪して北大に行きました。
◆お陰でユニークな大学生活を満喫することができ、その時得た経験や
仲間をベースとして今の自分が出来上がっています。
今でも、その選択は間違っていなかったと思います。
◆北大が正解だったかどうかはさておき、当時皆が関西の大学に行く
から俺も、ではなく、自分なりに方向性を選択したことが
重要なことなんだと感じています。
◆ある親しい大学の先生が言っていました。
「最近、男子学生が変なんだ。 グループ一辺倒で行動しようとする。
顧問をしている大学のクラブに入部してくる際も二人一緒で、退部
する際も仲良く二人で退部するんだ。
一人が退部する理由は分からないでもないが、もう一人の理由を
聞いてみると、
「XX君が辞めるので」と言う。
唖然としたよ」
◆どうも個人にしても会社にしても、自分から自分の殻をやぶって
外に出ていけなくなっているのが要因のようです。
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