「創り」だすことと「変える」ことで、異なるアプローチ

2010.12.22

仕事術

「創り」だすことと「変える」ことで、異なるアプローチ

星野 善宣

新しいものを創りだすのと、既存のことを変えるのに同じアプローチをされていませんか? 2つのアプローチは異なります。そのため、当然必要な力も異なります。今回はそれらの違いと、ポイントをご紹介します。

新しいものを創るには、「計画力」「具現化力」がポイントとなります。

思いついたものを、行動に移し、形にするにはそれなりのステップがあります。そのためには、そこまでの道のりを決めなくてはなりません。
①前提となる目的を決める。
②創り出したいものの前提条件を決める。
③前提条件を達成するための目標を決める。
④目標に向け、具体的アクションを計画する。

それに比べ、変えるには「解析力」「決断力」がポイントとなってきます。

変えるには、まず現状を性格に解析しなくてはなりません。何が課題なのか、どういった点が妨げているのか、変えるべき対象を理解せずに変えることはできません。現状を解析できたら、あとはあるべき目標を決めて、1つずつ決めていくことです。
変えることは、既にある慣れた道を、初めての不安な道に変えるような行動です。例え、改善されるであろう道も、もとの道からは離れ難いものです。そのため、目標に向け、変える決断をきちんとしていくかなくてはなりません。中途半端な妥協案は、現状に逆戻りさせます。
解析を信じ、決断すること。
未来は仮定でしかないのでリスクは当然として、決断しなくてはなりません。

2つのアプローチは似ているようで、全く違います。

力を入れるべき点を誤ると、行ったり来たりで、いつまでたっても前に進めなくなります。
ものごとを行う時、そのポイントは何かを考えると、力を入れるべき点は明確になります。

アプローチの違い、意識してみて下さい。

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