アシストの新入社員で、入社を決めた理由に創業者であるビル・トッテンの名前を挙げる者が少なくない。綿矢まり子もそのひとりだ。
「アシストを知ったのは、就職活動中に届いたDMにビルさんの写真が載っていて、外国人が社長?と興味を持ち、説明会に参加したのがきっかけです。実際、見た目も中身(考え方)も素敵でした。あと付け加えるなら、 “PC使いこなすキャリアウーマンって、かっこいいんちゃう?” というイメージもありましたね」
大学で経営学を専攻した綿矢は、所属していたマーケティング戦略のゼミで、「チーム毎に売り出す新商品を考案し、それを売り込むためのプレゼンをする」とか、 「松下幸之助はここがすごい!」といったことを研究してきたという。松下幸之助といえば、社会の目標は国民の幸福であると考えていたとしてビル・トッテンが尊敬してやまない日本の企業経営者である。綿矢がそんなトッテンの会社で働きたいと思ったのは無理もない。
学生時代、綿矢はマーケティング戦略の勉強だけでなく実践にも忙しかった。4年間続いた、レンタルビデオ屋でのアルバイトだ。
「大学時代は“綺麗なお姉さんになる”ことを目指していたので(笑)、『綺麗なお姉さん』がいるバイト先を探し、見つけたのがそのビデオ屋でした。 時給が安かったので週4~6日ぐらい入っていました。 忙しい店舗で、 「いかに早くレジをさばくか」 、「いかに早くCDを返却するか」 などを考えて仕事をするのが楽しかったです。 CDの返却速度と、クレジット付会員カードに入会させた数には自信があります。はい、ただの自慢話です」
綿矢の口からでる言葉はいつも明るく、その場を和やかに、楽しくさせるオーラにあふれている。
「文系で、コンピュータもほとんど使わなかったので、できたらかっこいいかもと、MOS(Word、Excel)の資格はとりました。 ただ、タイピングも入社前に焦って練習してたぐらいのレベルでしたが。 バイトだけでなく部活も充実していました。運動は苦手ですが、「ザ・青春!」を体感したくてマネージャーを選びました。サッカーのサークルで、もちろん強いチームを選びました。こちらはバイトと反対にヒマでたまらなかったので、ボール拾いやゴミ拾い、夏場は2Lペットボトル2本に お茶を凍らして持参するなど、自分で仕事を見つけて 楽しんでました」。京女で大和なでしこタイプのしっかり者。綿矢を知る人は、誰もがその熱心さとエネルギッシュな行動力、そして明るさにひきつけられる。
そんな綿矢は入社以来、技術部でBI製品のプリセールスを担当し、PCを使いこなすキャリアウーマンの姿もすっかり板についた。
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