2009.05.13
組織ism あなたは今、所属している組織を肯定できますか?
齋藤 秀樹
株式会社アクションラーニングソリューションズ 代表取締役 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表理事
私達は改めて組織について真剣に考えるために象徴的な言葉として「組織ism」という造語を生み出しました。最も重要なことは、私たち一人一人が常に何らかの組織の一員であるという自覚と貢献に対する内省ではないでしょうか。
物やサービスは背景となる真の豊かさに向けた、個と組織の本質的な価値観がなければ、尊敬される企業、真の帰属意識、爆発的なモチベーションは生まれないのです。だからこそ、押しつけのビジョンではなく、皆が参画したビジョン構築、社員一人一人に根付いた、企業として意思決定やサービスに具現化された組織ISMが必須なのです。
私達は改めて組織について真剣に考えるために象徴的な言葉として「組織ism」という造語を生み出しました。最も重要なことは、私たち一人一人が常に何らかの組織の一員であるという自覚と貢献に対する内省ではないでしょうか。行動原理の中心に損得を置くのではなく、幸福や喜びの創造に貢献することを置くことではないでしょうか。
このような事を言うと、胡散臭く思われる方がいらっしゃるかもしれません。しかし、私達がこれまで取り組んできた組織変革の原動力となったものは、この価値観そのものの変化なのです。
他者の評価や損得だけでモチベーションを継続し、今まで以上の労力をかけて難題に取り組むことを多くの人達が選択するでしょうか。組織において有能なリーダーは無論、必要です。しかし、私達は誰かの手足の如く業務を遂行することを心から望んでいるでしょうか。
私達が何らかの組織(企業、チーム、家族、日本)に属している、そして組織は私達に多大な影響を与えている。そのことから私達は逃げる事ができません。であるならば、腹をくくり皆が幸福に近づくための組織造りに取り組みたいと考えます。そしてできる限り多くの心ある皆さんと考えていきたいと思います。
よろしければ以下のサイトからご意見などいただければ幸いです。
http://www.al-s.co.jp/special/
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株式会社アクションラーニングソリューションズ 代表取締役 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表理事
富士通、SIベンダー等において人事・人材開発部門の担当および人材開発部門責任者、事業会社の経営企画部門、KPMGコンサルティングの人事コンサルタントを経て、人材/組織開発コンサルタント。