本当に偉大な人は、決して偉そうにはしない。関わるすべての人を尊重し、腰が低いものである。また、魂のこもった仕事をしている人は自分の軸を持ち、人に媚びたりしない。年齢やキャリアに関係なく、誰に対しても自然体で接したいものである。
昨年12月にNTTレゾナントが運営するgooランキングによれば、「仕事でもっと頑張っておけばよかったことの第1位は、“社外での人脈作り”」となっています。“社外での人脈作り”と聞けば、真っ先にイメージされるのが、「異業種交流会」でしょう。異なる業種の人たちが飲食をしながら名刺の交換をする会ですが、ビジネスマンの間でジワジワとブームになっているようです。実際、ここの所、私も誘いをいただく機会が増えたように思います。
■「今年仕事でもっとも頑張っておけばよかったランキング」
http://ranking.goo.ne.jp/column/article/goorank/9762/
参加する目的は各人によって違いはあること思いますが、私の場合は「人が集まる場が好き」ということが第一の理由です。先日も120~130人程度が出席する会に参加しましたが、文字通り、立錐の余地がないほど多くの人でひしめき合っていました。そして、この頃、会に参加するたびに、「自分は上から数えて何番目に位置する」年齢になったのかを考えることがあります。
なかには、若い人たちが人脈を作りたくて貪欲に名刺を配っている様子を見て、「名刺集めだけして何の意味があるんだ」と斜めに言う方がいらっしゃいます。しかし、私は素晴らしいことだと思っています。初対面の人が多い交流会において、短時間で自分をアピールして、何か接点を見つけようとする姿はマイナスではないでしょう。多くの出会いがあるからこそ、その中から具体的な接点が生まれてくると思います。たとえ、その場限りになったとしても、たくさんの人からパワーをもらうことも交流会に参加する意義だと思います。交流会がその場限りになるかどうかと深く考えず、出席した方に何かインパクトを与えられるかに意識を集中することが大切ではないでしょうか。お勧めしたいのが下記の書籍です。
【イチロー×矢沢永吉 英雄の哲学/「イチロー×矢沢永吉 英雄の哲学」製作委員会(著)】
イチロー:僕はいままで、矢沢さんのように50歳を越えられた方、あるいは40歳を越えられた方とお会いしてきました。まぁ様々な40代、50代の方々とお話をさせていただいて、感じていたことがあるんですよ。それはなにかというと、その年代で、失礼ですけど魅力のない方って、もう自分が行くところまで行っちゃったみたいなんです。若い人に対して、ちょっと上からものをいってくるんですね。
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人事組織
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今野 誠一
株式会社マングローブ 代表取締役社長
組織変革及びその担い手となる管理職の人材開発を強みとする「組織人事コンサルティング会社」を経営。 設立以来15年、組織変革コンサルタント、ファシリテーターとしてこれまでに約600社の組織変革に携わっている。