以前別のところで公開したものですが現在閲覧できないため、インサイトナウにて改めて公開します。キャリアデザインの基本的な考え方が理解できます!
第1回 キャリアとは?
普段何気なく使っている「キャリア」という言葉。
キャリアデザイン基礎講座の第1回では、まず「キャリア」とはそもそも何なのか、じっくり考えてみましょう。なにしろ、キャリアデザイン(キャリア設計)の対象は、「キャリア」ですから!
[キャリアの語源]
あなたは、「キャリア」と聞いて、何を連想しますか?
「キャリア」(CAREER)の語源には諸説ありますが、英語のスペルには、車を意味する(CAR)が含まれていることからわかるように、車道や、車の轍(わだち)の跡といった意味があるそうです。
つまり、キャリアとは、基本的にあなたが過去に通ってきた「道筋」のことだと言えます。その中でも特に大きな道が、「仕事」というトラックです。
もしキャリアコンサルタントや転職の面接官などに、
「あなたのキャリアについてお聞かせください!」
と言われたら、おそらく、あなたは、自分の過去をたどりながら、自分のやってきた仕事の内容をお話されるんじゃないでしょうか。
[キャリアの深い意味]
すなわち、「職歴」「経歴」(あなたの仕事や、仕事上の経験の歴史)が、「キャリア」なのです。ただし、私は、もっと深い意味を込めて〝キャリアとは、「仕事人生」のことである〟
と定義しています。
ここでなぜ、「人生」という言葉を使うのか、おわかりでしょうか。
それは、人の人生において占める割合が非常に大きく、「生きる意味=生き甲斐」に直結する重要な要素が「仕事」だからです。
幸せな人生を送るために、もちろん、友人や家族との交流など大切な要素ですが、「仕事」は、〝群れる〟動物である人にとって基本中の基本だと言えます。というのも仕事は、あなたの社会という人間集団の中での「存在価値」を示すものだからです。
他人との交流については、どんなときでも誰かしら必ず手を差し伸べてくれる人がいるものです。しかし、「仕事」は、あなたがなんらかの形で社会に貢献する能力と機会がないとできません。
失業などで、仕事のない期間を経験された方はおわかりだと思いますが、「働きたいのに、働くことができない」ことほどつらいものはありません。まるで社会から「役立たず」「用なし」と言われているような気分になるものです。つまり、社会の中で、自分の存在価値がないように感じさせられてしまう。
これほど、人の人生において重要なのが「仕事」です。
だからこそ、悩みや迷いも深くなる。当然のことです。
とことん悩み、考えつくしましょう。何しろ、キャリアは、あなたの「人生」の一大事です。
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キャリアデザイン基礎講座
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有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー
これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。